第210回AC・Net例会のご案内

第210回 AC・Net例会は終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。

AC・Net第210回例会を開催いたします。 今回は国立研究開発法人 産業技術総合研究所に本年5月に設立された「人工知能研究センター」について、 センター長の辻井潤一氏にご紹介いただきます。 また、昨年、情報処理学会DICOMO2014優秀論文賞を受賞された猿渡俊介氏に「IoT/M2M」の現状と未来についてお話しいただきます。 詳細は下記をご確認ください。

開催日時 平成27年10月9日(金) 14:00〜16:40(開場13:30)
会場 大阪大学 中之島センター 講義室301(〒530-0005 大阪市北区中之島4-3-53)
主催 情報通信技術研究交流会(AC・Net)
プログラム
◎講演1)14:00〜15:10
演題「産総研人工知能研究センターのめざすところ」
講師辻井 潤一 氏
国立研究開発法人産業総合研究所 人工知能センター センター長
概要 現在、人工知能は第3次のブームを迎えたといわれる。実際、コンピュータ将棋、車の自動運転、東大入試ロボット、IBMのワトソンと、人工知能を取り巻く話題が世間を騒がせ、人工知能への期待が高まっている。その一方で、キラーロボットや人間知能を超える超知能体といった、人間社会を脅かすものとしての人工知能への恐れや警戒も広がっている。  本講演では、脳型人工知能とデータ知識融合型人工知能という、今回設立された人工知能センター(AIRC)の目指す研究方向を議論する。また、我々の目指す研究方向が、人工知能研究の2つの流れを統合し、人間知能との親和性が高い人工知能の実現につながること、また、このことが人工知能への警戒感をとり除くことに寄与することを議論する。
◎講演2)15:20〜16:30
演題「IoT/M2Mの可能性と現状の限界」
講師猿渡 俊介 氏
静岡大学 大学院情報学研究科 講師
国立研究開発法人産業総合技術研究所 計測標準研究部門 客員研究員 (招聘型)
講演概要 本講演では、IoT・M2Mを中心に、コンピュータとネットワークによってどのような世界が実現できるかの未来の可能性と、未来に向けて現状ではどこまでしかできないかの限界とボトルネックを明らかにすることを目的としています。具体的には、センサがネットワークにつながる事の意味に加えて、人工知能・機械学習・ビッグデータなどの隣接領域との関係について解説します。また、情報通信分野におけるユビキタスコンピューティング、サイバーフィジカルシステム、パーベイシブコンピューティング、センサネットワーク、M2M、IoT、ビッグデータ、Industry 4.0などのバズワードがなぜ登場するのか、それぞれの言葉の本質的な意味は何かを理解することも目的とします。
定員75名
※会員以外の参加も可能です
※定員に達しましたら申し込みを終了いたします
参加費無料
申込方法申し込み受け付けは終了いたしました