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近年、光領域の周波数標準に関する研究が世界中で進められています。
光領域にある原子の量子遷移を用いた光周波数標準は、現在の秒の定義を提供するマイクロ波領域の標準よりも高い周波数を持つため、様々な利点と可能性が期待されます。
特にイオン蓄積器に捕獲された一個のイオンを利用する光周波数標準は、原理的に高い周波数確度を実現できるものとして知られていました。
しかし、マイクロ波と光との間には5桁にも及ぶ周波数差があるため、マイクロ波標準と光周波数標準を高精度に比較することが困難となっていました。
近年開発された光周波数コムは、超短パルスモード同期レーザーからの出射光スペクトルを“光周波数の物差し”として利用することで、マイクロ波標準と光周波数標準を精度を損なわず直接比較させることを可能にしました。
この光周波数コムによって、光周波数標準の実現に向けた展望が開け、この分野の研究は急速な展開を見せています。
私たちは、秒の再定義に貢献できる光周波数標準の実現を目指しています。
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