|
2000年4月から2006年6月まで、私たちは熱ビーム光励起型の一次周波数標準器
『NICT-O1』を運用し、
確度評価結果をBIPMに報告していました。
情報通信研究機構(NICT)が発生・維持している日本標準時をはじめ、世界各国のほとんどの標準時は
連続運用可能な商用セシウム原子時計(二次周波数標準器)を基にしています。
これらの原子時計は長期的な安定度は優れていますが、周波数シフト要因をその装置単体で
測定する機能をもちません。
したがって、確度の優れた一次周波数標準器を用いて、絶対的な確度を評価、及び較正を行う必要があります。
国際的な標準時である協定世界時(UTC)の較正に用いられている高角度な一次周波数標準器は、
世界でも数台しか稼動していません。
情報通信研究機構(NICT)がアメリカ国立標準技術研究所(NIST)と共同で開発しました
熱ビーム光励起型一次周波数標準器『NICT-O1』はそのうちの一つで、不確かさ6×10-15という
確度で秒の定義を実現しました。
次世代時刻周波数標準グループでは、次の一次周波数標準器として、
原子泉型Cs一次周波数標準器『NICT-CsF1』の開発に取り組んでいます。
|