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情報利活用基盤研究室

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The 4th International Workshop on Cyber-Physical Cloud Computing 2014年8月27日~29日

NICT、NIST、UCI、EUなどのCyber-Physical Cloud Computing (CPCC) の研究に従事する研究者が大阪に会し、共同研究の進捗報告、研究発表 及び システム開発や標準化に向けた議論を行います。なお、本ワークショップでの議論内容は、本年9月に米国・ワシントンで行われる「インターネットエコノミーに関する日米政策協力対話(第6回局長級会談)において、日米政府の研究開発協力によるサイバーフィジカルクラウド技術の進捗情報として報告される予定です。
開催概要

情報利活用基盤研究室と米国標準技術院(NIST)情報技術研究所(ITL)とが共同で編集したサイバーフィジカルクラウドコンピューティングに関するホワイトペーパー (A Vision of Cyber-Physical Cloud Computing for Smart Networked Systems)をホームページに公開しました。

ITU Kaleidoscope Conferenceにビッグデータ横断的利活用基盤技術を出展 2013年4月22日~25日

国連の機関である国際電気通信連合(ITU)が主催する第5回ITUカレイドスコープ会議が、2013年4月22日から25日に京都大学で約20カ国から200名近い参加者を得て開催されました。本会議は革新的な技術を生み出す大学や研究機関の研究成果をITUの標準化につなげることを目的に、2008年から毎年世界各地で開催されており、日本初開催となる今回は「Building Sustainable Communities(持続可能な社会の構築)」をテーマに講演や展示が行われました。情報利活用基盤研究室からは、Sulayman K Sowe研究員がビッグデータの横断的利活用におけるコミュニティ形成の重要性とそれを支える基盤技術に関する講演を行い、また「A Community Cloud Platform for Cross-Data Development Based on Open Source Model(オープンソースモデルに基づくCross-Data開発のためのコミュニティクラウド基盤)」のデモ展示を行いました。

 
Community Cloud Platform for Cross-Data Development Based on Open Source Modelの概要

Sulayman K Sowe研究員の講演 デモ展示の様子
 

【関連情報】

NIST Joint Cloud and Big Data Workshop にてNIST共同研究テーマを発表 2013年1月15日〜17日

2013年1月15日から17日に米国国立標準技術院(NIST)主催のJoint Cloud and Big Data Workshopにおいて、当研究室の金京淑研究員が"Cyber-Physical Cloud Computing as a Future Cloud"と題して、クラウドコンピューティングとビッグデータの融合技術のビジョンについて発表を行いました。サイバーフィジカルクラウドコンピューティング(CPCC)は、USG Cloud Computing Technologyの要件の中で特に重要度の高い10件のPriority Action Planの中の1つ”Requirement 8:Collaborative parallel strategic “future cloud” development initiatives”に対して、世界中のスマートデバイスから収集された情報に基づいて、実世界のインフラやシステムを制御できる"エコ社会システム"型のクラウドプラットフォームを提供することを目指します。

今回の発表は、NIST/Information Technology Laboratory(ITL)とのMoUに基づく共同研究で、インターネット上の大規模なフィジカル・センシングデータやソーシャルメディア、Webアーカイブ等を、横断的に統合し解析するためのクラウドプラットフォーム・プロトタイプについて紹介しました。

【関連文書/リンク】

Cyber-Physical Data Cloudをワイヤレス・テクノロジー・パーク2012に出展 2012年7月5日〜6日

2012年7月5-6日、パシフィコ横浜で開催された「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2012」(以下、WTP)に、本研究室から「Cyber-Physical Data Cloud:平時・災害時における環境情報とソーシャル情報の統合アクセス基盤」技術を発表しました。

WTPは、無線技術の研究開発に特化した一大イベントで、今回は特別テーマとして「災害・復興を支える無線技術」が掲げられていました。我々が展示したCyber-Physical Data Cloudシステム(以下、CPDC)は、気象や自然災害など様々なセンサーから集めた実空間情報と、ソーシャルメディアやWebなどのサイバー空間情報を、横断的に収集し解析・統合することで、種類や分野を超えた様々なイベント間の関連性を発見し、平時・災害時の網羅的な状況把握に役立てられるようにするセンシング情報収集管理基盤です。CPDCの展示では、仮想センサーネットワークをオンデマンドに構築し、雨や台風などの物理センサーデータや、Twitter等のソーシャルメディア情報などを収集する技術(Virtual Sensor Network, VSN)と、3Dの時空間可視化ツール"Sticker"(Spatio-Temporal Information Clustering and Knowledge Extraction)を使ってこれらの情報を横断的にクラスタリングしながら、把握したい災害の状況に応じて関連するデータを迅速に探し出すための技術をデモンストレーションしました。


【関連する研究業績】

【関連リンク】

INTEROP Tokyo 2012へのデモ出展 2012年6月13日〜15日

2012年6月13日(水)から15日にかけて幕張メッセ(千葉県)で開催された"INTEROP Tokyo 2012"にて、新世代ネットワーク「高度センサー情報集約解析プラットフォーム」における動的ネットワーク制御ミドルウェアとして、当研究室のService-Controlled Networking (SCN)ミドルウェア技術を出展しました。SCNミドルウェアは、ネットワーク上の様々な情報サービス要求に連動してネットワーク機能を動的に制御する技術であり、この技術を利用する事により新世代ネットワークの機能を活用した情報サービス開発が容易になります。デモでは、複数センサー情報を集約・分析する様々な情報サービスを連携させるネットワークを動的に構成するデモを展示しました。様々なセンシングデータの効率的な集約と解析を支援するため、情報サービス連携の要求とネットワーク構成を連動させる機能により、情報サービス毎に効率的な通信経路制御を行っています。


Flyer [5.9MB, PDF]

【関連する主要な研究業績】

【関連リンク】

Cloud Computing Forum and Workshop VにてNIST共同研究テーマを発表 2012年6月5日〜7日

 

2012年6月5日から7日にアメリカ・ワシントンD.C.で開催されたCloud Computing Forum & Workshop Vにおいて、当研究室の金京淑研究員が"Cyber-Physical Data Cloud Computing for Real-World Awareness"のタイトルで、センシング情報利活用のためのクラウド基盤技術について発表を行いました。今回の発表は、2012年2月に締結したアメリカ・国立標準技術院(NIST)とのMoUに基づく研究発表となります。

概要:
USG Cloud Computing Technology Roadmap Vo.1(2011年11月発行)で発表されたRequirementsのうち、特に重要性の高い上位10件(Priority Action Plan-PAP)の中の1つ“Requirement 8:Collaborative parallel strategic “future cloud” development initiatives”を代表して,東日本大震災を教訓に、実空間とサイバ ー空間の相互関係を重視したクラウドコンピューティングの必要性を主張し、技術的課題やユーザシナリオ、 および、NICTでの取り組み等について説明しました。

Stream ConcordanceをNICT本部、 高精細表示装置にて一般展示 2011年12月27日〜2012年1月31日

2011年12月27日から1ヶ月間、NICT本部のエントランスに設置されている高精細表示装置(tiled display wall system)にて、本研究室の情報可視化サービスStream Concordanceを一般展示しました。この高精細表示装置は、高さ3.8メートル、幅6.7メートルあり、60インチディスプレイを25面組み合わせて構成されています。

Stream Concordanceはマイクロブログのようにリアルタイムで流れるストリームメッセージを、さまざまなキーワードで揃えて順次表示していく情報視覚化サービスです。キーワードで揃えて表示することで、そのキーワードの前後でどのようなことが発言されているかが把握しやすいようにストリームメッセージを整理することができ、世の中の状況をリアルタイムに分析することに役立ちます。

本研究室の知識・言語グリッドを用いて、この視覚化サービスをTwitterアーカイブサービスと接続させることでTwitterで流れるツイートをあるキーワードで整理することができます。また、知識・言語グリッドでTwitterアーカイブサービスとStream Concordanceサービスの間にいろいろな情報分析サービスを動的に挿入することができ、多様な観点での分析が可能です。本出展では、情報分析研究室が開発するWISDOMの情報分析サービスを挿入してメッセージを肯定的・否定的なものに分類したり、固有名詞抽出サービスを挿入してサブキーワードの特定したりすることを可能にしました。

 

【関連する研究業績】

ACM GIS国際会議でのBest Demo Runners-Upの受賞 2011年11月1日〜4日

2011年11月1日から4日にアメリカ・シカゴで開催されたACM GIS国際会議(19th ACM SIGSPATIAL International Conference on Advances in Geographic Information Systems)において、当研究室の金京淑研究員、李龍専攻研究員、是津耕司室長が展示したデモがBest Demo Runners-Upを受賞しました。

Kyoung-Sook Kim, Ryong Lee, Koji Zettsu
mTrend: Discovery of Topic Movements on Geo-Microblogging Messages


ACM GIS 2011国際会議 http://acmgis2011.cs.umn.edu/index.html

ナレッジキャピタルトライアル2011への出展 2011年8月26日〜28日

2011年8月26日から28日に,堂島リバーフォーラム(大阪市福島区「ほたるまち」)にて開催された「ナレッジキャピタルトライアル2011」に、当研究室からStream Concordanceを出展しました。

ナレッジキャピタルトライアル2011
http://www.kmo-jp.com/trial/2011/