- IPv6マルチキャスト技術によるハイビジョン伝送実験
〜信頼性向上と放送分野での実用化に向けて〜
- 平成19年2月5日
独立行政法人情報通信研究機構(以下NICT。理事長: 長尾 真)は、IPv6(*1)マルチキャスト(*2)技術に関する実運用フェーズ移行に必要な信頼性技術の検証と、他ネットワークへのIPv6マルチキャスト伝送についての検証を2月6日から2月28日にかけて実施します。 この実験では、NICTが運用・管理する研究開発テストベッドネットワーク「JGN2(*3)」を活用し、さっぽろ雪祭り大通り公園、沖縄と高知のプロ野球キャンプ地(名護・北谷・宜野座・安芸)、全国7箇所の放送局、タイ、との間を相互接続し、ハイビジョン(*4)を用いたテレビ番組素材の伝送を行います。
【実験概要】
IPv6マルチキャスト技術は、多地点に大容量の映像を効率良く配信するという観点から、放送型の映像配信への活用が期待されています。そこで、NICT中国リサーチセンターでは、IPv6マルチキャスト技術による標準映像(*5)及びハイビジョン映像の伝送実験を実施し、その技術的課題の解決に取り組んでいます。IPv6マルチキャスト技術による放送型の映像配信については、信頼性と安全性の確保が重要課題となっており、今回の実験ではIPv6マルチキャストの冗長ネットワーク構成とマルチキャスト送信サーバの多重化を図り、実環境下における放送映像伝送の実証実験を行うことにより、信頼性・安全性の検証を行います。さらに、地域情報ハイウェイ、一般向けネットワーク、海外ネットワークとの相互接続の検証、日本とタイ間のハイビジョン相互伝送の検証を行うなど、IPv6の普及に努めます。本実験は、別紙1(実証実験概要図)に示す構成で、別紙2に記載された機関の協力・協賛を得て、JGN2研究開発プロジェクトを中心に行います。
【実験のポイント】
(1) ハイビジョン映像伝送に関する信頼性・安全性検証
本実験では、参加する放送局全てにおいて地上波生放送で利用するハイビジョン映像伝送を行い、信頼性と安全性の技術に関するプロトコル動作の検証を行うとともに、放送利用領域にからインターネット側への技術要件の抽出を行います。(2) 他のネットワークとの連携検証
IPv6マルチキャストネットワークの本格的な普及を目指し、他のネットワーク(地域ネットワーク、一般向けネットワーク、海外ネットワーク等)との相互接続に関するIPv6マルチキャスト経路制御技術の検証を行います。
【今後の展開】
こうした実証実験を継続し、抽出された技術課題を解消するとともに一般的なネットワーク環境下でもIPv6マルチキャスト技術の活用環境が構築できるように努めます。
<問い合わせ先>
総合企画部 広報室
栗原 則幸、大野由樹子
TEL:042-327-6923、FAX:042-327-7587
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<実証実験に関する問い合わせ先>
連携研究部門テストベッド推進グループ
豊田麻子、小野博喜
TEL:042-327-6006
FAX:042-327-5689
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<別紙1>
【実証実験構成図】