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独立行政法人情報通信研究機構(理事長:宮原秀夫。以下、「NICT」という。)は、平成19年10月25日、タイ王国バンコクにおいて開催されたNICTのアジア研究連携センター、タイ自然言語ラボラトリー、シンガポール無線通信ラボラトリーの開設5周年記念式の席で、タイ王国科学技術省(大臣:Prof. Yongyuth Yuthavong)と、同省が取り組む最先端のITインフラの開発などの情報通信分野を含む全般的な科学研究開発に対しての、NICTの協力に関する合意覚書に調印しました。
この覚書によって、タイ自然言語ラボラトリーで開発された協調形知識構築支援ツール*1(KUI:knowledge Unifying Initiator)がタイ政府のWEBサイトの知識構築支援システムの中核エンジンとして用いられることになりました。KUIを用いたインターネットサービス例として、登録された助成機関と研究者に対し、技術提案の募集、助成機関一覧、研究者一覧といった情報を表示することにより、助成機関の持つ課題と研究者とのより適切なマッチングが可能となります。さらに、課題解決の計画作成において、KUIの持つ意見収集、議論、投票といった機能を活用し、よりよい計画の作成を支援する新しいサービスが実現されます。
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<用語解説> *1 協調形知識構築支援ツール タイ自然言語ラボラトリーが研究開発したもので、英語ではKnowledge Unifying Initiator(略称:KUI)といいます。日本語-タイ語/タイ語-日本語機械翻訳で必要となるコーパス(電子化された自然言語の文章で構成されるテキストデータで、品詞などの情報が付与されていることが多い)と、辞書の作成を効率的に行うことを目的とするツールです。
KUIがもつ基本的な機能には、 (1)Translation (多言語資源の構築) (2)Polling (提供された話題や課題に対する投票) (3)Public Hearing (草案段階の文章に対するヒアリング) (4)Writing (文章作成) があります。 KUIには、インターネット上の自由参加を実現するために、アカウント管理および作成した知識の信頼度を確保するための参加者による投票を行う機能が組み込まれているほか、ネット上でコミュニティを構成できるようにチャットとウェブボードも用意されています。KUIを活用し蓄積された成果の例として、多言語の医療問診コーパスや単語辞書が公開されています。
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