報道発表(お知らせ)


  • 情報通信研究機構、韓国情報社会振興院と覚書調印
    −日韓研究ネットワークAPIIを活用した国際共同研究の推進−

  • 平成20年4月4日


独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」という。 理事長:宮原 秀夫。)と、大韓民国(以下「韓国」という。)国立情報社会振興院(National Information Society Agency、以下「NIA」という。院長:Dr. KIM、Chang Kon 。)は、平成20年3月26日東京新宿において、APIIテストベッドプロジェクト*1に係る覚書に調印しました。

平成9年に開始された上記プロジェクトにおいて敷設された日韓回線は、現在10Gbpsの帯域を有し、これまでNICT(日本)とKISDI(Korea Information Society Development Institute:韓国)によって相互運用されてきました。
 日韓両国において新世代ネットワーク技術開発に関する活動が高まる中、日本側のNICTでは、本年4月から、本回線をJGN2plus*2プロジェクトの国際回線のひとつとして位置づけ、新世代ネットワークの研究開発をはじめとする各種の国際共同研究を推進することとなり、韓国側では本年から本回線の運用機関がKISDIからNIAに変わることとなりました。
 新世代ネットワーク技術に関しての研究開発活動は、未来のネットワーク技術に大きく影響することから、開発された成果は国の枠を超えて相互接続性を持つ必要があります。そのために両国間の密接な討論と、この回線を活用した研究開発活動が円滑に行われることを目指すために、今回の覚書が締結されました。

尚、この調印は平成20年3月26日から27日にかけて、APIIテストベッドプロジェクトに携わっている日本、韓国の研究者が研究成果の発表、意見交換等を行うことを目的として開催しているAPIIワークショップのなかで行われました。

 

  < 広報 問い合わせ先 >
総合企画部 広報室
栗原 則幸
Tel:042-327-6923
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< 本件に関する 問い合わせ先 >
連携研究部門 テストベッド推進グループ
豊田 麻子、北村 泰一
Tel:042-327-7174
Fax:042-327-5560
E-mail:a-toyoda@マークnict-go-jp.gif



別紙

< 用語 解説 >

*1 APII(Asia-Pacific Information Infrastructure:アジア太平洋情報通信基盤)テストベッドプロジェクト
  アジア太平洋地域における社会・経済の活性化に資する高度な情報通信基盤の形成を関係諸国が協力して促進することを目的とし、APEC-TEL*3のもと、平成9年に開始されたプロジェクトです。これにより、日本と韓国では、東京とソウルの間に2Mbpsの回線(日韓回線)が敷設され、平成15年1月から、1Gbpsクラスの実験用回線を北九州-釜山間に設置し、日韓共同実験を行ってきました。平成17年には2.5Gbpsに増強し、さらに平成19年、アジア太平洋地域における実験の増加、遠隔医療実験などの高品質化などを目的として、回線を2.5Gbpsから10Gbpsに高速化しました。
今回のNICTとNIAの新たな覚書締結は、日本側のJGN2の後継プロジェクト(JGN2plus)の開始や、韓国側の新大統領のもとでの新体制への移行を受けてのことです。
参考URL:www.tc.apii.net/index.html

*2 JGN2plusプロジェクト
  平成20年4月よりJGN2プロジェクトの後継として始まる研究開発を目的としたテストベッドプロジェクトです。JGN2plusでは、NICTが開始した新世代ネットワークプロジェクトのテストベッドとしての利用を目指し、新世代ネットワークの実装を目指します。

*3 APEC-TEL(Asia-Pacific Economic Cooperation Telecommunications & Information Working Group:アジア太平洋経済協力-電気通信・情報作業部会)
  アジア太平洋地域における電気通信作業に関して枠組み協議を行う作業部会のこと。