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報道発表

Interop Tokyo2010 クラウドコンピューティングコンペティションに
   世界有数の大規模テストベッドを提供
      

2010年2月26日

   独立行政法人情報通信研究機構(以下「NICT」、理事長: 宮原 秀夫)は、昨年に引き続き、Interop Tokyo 2010 [ 6月9日(水)~11日(金)]の「クラウドコンピューティングコンペティション」(以下「クラウドコン」)に、NICT北陸リサーチセンターが開発した大規模テストベッド設備である通称 StarBED を提供します。今回は、昨年のクラウドコンに際し我々が開発したクラウドコンピューティング技術の試験環境をStarBED上に構築し、次世代のクラウドコンピューティング技術のテストベッドのあり方を見極めます。クラウドコン応募者には、世界有数の規模を誇るStarBED上に自由に各々の新たなクラウドコンピューティング環境を構築し、技術を競って頂きます。幕張メッセのクラウドコン会場からは、NICTの超高速テストベッドネットワークJGN2plusを用いて会場ネットワークShowNetと接続し、遠隔での高品質なライブデモンストレーションを可能とします。

【背景】
   NICT北陸リサーチセンターでは、インターネットやユビキタス環境の実験・検証のため、大規模で汎用のシステム研究開発用テストベッドとして、 StarBEDを研究開発してきました。StarBEDは、およそ1000台のPCクラスタ(参照:補足資料)で、独自開発のミドルウェアSpringOS を利用して、ユーザの望むネットワークを自由に作り出し、ユーザの用意する様々な実験・検証を行うことができます。今回は、昨年に引き続き、クラウドコンの応募者がそれぞれのクラウドコンピューティング技術を検証・デモンストレーションする場として、このStarBEDを提供します。

【ポイント】
- クラウドコン応募者は、世界有数の規模を誇る研究開発用テストベッドStarBEDで、実際に利用されるネットワーク環境に近い規模や複雑さを持つクラウドコンピューティング環境を自由に構築が可能。
- Interop Tokyo 2010の最先端の実稼働ネットワークShowNetとStarBEDを超高速・高機能研究開発用テストベッドネットワークJGN2plusで接続することにより、幕張メッセにいながらにして、クラウドコンピューティング技術の未来を検証・ライブデモンストレーションが可能。

【ご案内】
   クラウドコンでは、2月中旬より3月19日まで参加者を募集しております。NICTでは、世界有数のテストベッドであるStarBEDやJGN2plusを利用する機会として、クラウドコンへの多数の参加をお待ちしております。
   クラウドコンについての詳細は、「Interop Tokyo 2010 クラウドコンピューティングコンペティション」参加募集開始のご案内をダウンロードのうえ、ご参照下さい。

< 取材依頼及び広報   問い合わせ先 >
総合企画部   広報室
 報道担当   廣田 幸子
Tel :042-327-6923
Fax:042-327-7587
 E-mail:publicity@マークnict.go.jp
< 本件に関する   問い合わせ先 >
北陸リサーチセンター
 担当:三輪、宮地、福地
Tel :0761-51-8118
Fax:0761-51-8177
 E-mail:interop2010-ccc@マークstarbed.org


<用語 解説>

Interop Tokyo
   「企業が必要としている最適なネットワーク環境の実現に不可欠な最新の基盤技術・製品群と、それを用いたソリューションを展示し、新たなビジネスチャンスを掴むための“ 出展社と来場者の最適なマッチング ”を提供する」をテーマに、毎年幕張メッセにて開催されている展示会で、最新・最良のネットワーク環境を提示するイベントネットワーク「ShowNet」、注目テーマをピックアップする主催者展示企画「パビリオン」に加え、毎年のネットワーク業界の注目のテーマに特化した基調講演/コンファレンスなどが行われています。
   詳細は、次のWebページをご覧下さい。
Interop Tokyo

クラウドコンピューティングコンペティション
   Interop Tokyo 2010において、クラウドコンピューティングコンペティション実行委員会が主催する、クラウドコンピューティング技術に関する競技会で、今回が2回目です。他のビジネスショーには見られない最先端の実稼働ネットワークにおけるライブデモンストレーションと製品展示が行われるInterop Tokyoの場を利用して、若い多くのエンジニアが、クラウドコンピューティング・テクノロジーに触れ、自らコードを書いて試せる環境を提供し、その環境を利用した競技会を行います。今回は自由課題で参加者を募集し、応募者には会場にて各々のクラウドコンピューティング技術についてライブデモンストレーションを実施してもらい、技術を競います。NICT北陸リサーチセンターは、特別協力として、クラウドコンピューティングコンペティションに参画し、StarBEDをクラウドコンピューティング環境を構築する場として提供します。
   詳細資料をダウンロードのうえ、ご参照下さい。

StarBED
   NICT北陸リサーチセンターが2002年4月より研究開発を進めてきたインターネットやユビキタス環境に関連する技術やシステムの実験を行うための大規模汎用テストベッドです。2010年1月1日現在、実験用のPCサーバ1070台とそれらをつなぐ、構成変更可能なネットワークスイッチ8台から構成されています。
   詳細は、次のWebページをご覧下さい。
StarBED Project
北陸リサーチセンター
 
   なお、今回のStarBEDのクラウドコンピューティング技術への利用は、次世代のテストベッドに向けた技術要件を探るための試験的なもので、現行設備やミドルウェアはクラウドコンピューティング技術の本格的な検証に対応している訳ではありませんが、クラウドコンでの基礎的な技術検証・デモンストレーションには差し支えありません。
   また、StarBEDはNICT内部及び共同研究での実験に利用するための設備で、一般の利用者による利用は受け付けておりません。
共同研究等のお問い合わせは、「情報通信研究機構 北陸リサーチセンター設備の利用について」をご覧下さい。

JGN2plus
   NICTが2008年4月から運用しているオープンな研究用の超高速・高機能研究開発テストベッドネットワークです。

ShowNet
   Interop Tokyoの会場ネットワークで、最新・最良のネットワーク環境を提示するイベントネットワークとして最先端のネットワーク機器を実際に稼働させて利用できるようにし、ライブ展示しています。

SpringOS
   StarBEDのような大規模クラスタのPCやネットワークなどの資源や設定、実行状態を管理するために、NICT北陸リサーチセンターで独自に開発したミドルウェアです。独自の言語で記述するだけで、各PCサーバをどのネットワークに接続するか、どんなOSで起動するか、何をどのタイミングで実行するのかといったことを簡単に制御することができるようになります。


 

補足資料

StarBEDの各機器の台数と仕様
 
   StarBEDは多数のPCサーバから構成されており、仕様によってA-Hまでのグループに分かれています。各グループのPCサーバの仕様と台数は下表のとおりです(2010年1月1日 現在)。
   なお、今回のクラウドコンではグループA, D, F, G-1, G-2, Hを利用する予定です。
StarBEDの各機器の台数と仕様
 
* G-1, G-2は、北陸先端科学技術大学院大学から共同研究のため貸与されているもの。



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