1. 16箇所のエリアと高速通信できるアクセスポイント用アンテナの開発
以下の機器を開発し、これらを組み合せて16本のビームを16箇所のエリアに対し適宜切り替えて照射する「16ビーム切り替え型AP用ミリ波アンテナ」を開発しました。
| (1) |
60GHz帯ビームチルト型ポスト壁導波管スロットアレーアンテナ:低損失樹脂基板に構成することで薄型
化と低損失化を実現 |
| (2) |
60GHz帯4分岐スイッチ:不要な信号の漏れを最小とする回路構成により通過損失を低減 |
| (3) |
60GHz帯高出力増幅器MMIC※1:素材にGaAs※2を使用し、優れた高速動作と高出力動作を実現 |
| |
| ※1 |
Monolithic Microwave Integrated Circuit:マイクロ波回路を単一チップ上に集積した回路 |
| ※2 |
Gallium Arsenide:ガリウム・ヒ素 |
|
2. 端末に搭載可能な小型・低コストアンテナを開発
端末に接続できる以下の機器を開発し、ハイビジョン映像信号のミリ波伝送に成功しました。
| (1) |
60GHz帯旋回型傾斜ビームアンテナ装置:小型化および低コスト化を実現
|
| (2) |
60GHz帯無線モジュール:超低電力消費の小型受信端末機を実現 |
3. AP―端末間世界最高速のデータ伝送を実証
以下の技術を適用することによりデータ処理量や処理速度が向上しました。
多ビーム切り替え型APと複数端末間の無線通信試験において、ミリ波(60GHz帯)を用いた双方向通信としては世界最高速のデータ伝送速度(1AP-1端末間通信時の最大実効レート739Mbps、2AP-4端末間同時通信時の合計実効レート583Mbps(1端末当り146Mbps))の実証に成功しました。
| (1) |
適応変調技術:通信状態に応じて変調方式の切り換えを実現
|
| (2) |
アクセス制御技術:可変フレーム構成により通信制御の高速・高効率化を実現 |
|