GIJI9906021999年11月5日の VLBI標準インターフェース(VSI)打ち合わせの様子(案) 日時:1999年11月5日(金)15:00−18:00 場所:鹿島宇宙通信センター TV会議室 参加者(敬称略):  通総研 − 近藤、小山、中島、関戸、市川、鈴山 (鹿島)        木内、(小金井)  国立天文台 − 川口 議事: ホイットニーから送られてきたノートを元に議論を行った。 議論の結果、以下のコメントをホイットニーあてに送ることを確認した。 (1) Constant Clock Frequency 並列度にも関係するが、64MHzではなく32MHzを推奨する。また、オプションは 許すべきではない。なぜならば、オプションを許すと異なるClock Frequenncyの装置間での 接続ができなくなる。また、 技術的には64MHzは可能であるが、日本ではすでに32MHzで開発して きているシステムが多数あり(例えば、CRLの ギガビットレコーダGBR)、特にサンプラーが対応は大変である。VSIとして64MHz となると、GBRが対応するのは困難である。 (2) Variable-Frequency DOM Clock Rates 日本では+/-10ppmしか許容できない。提案のような大きな範囲の偏差を許容できる システムが現時点で存在するのか。もしそうなら、その装置を教えていただきたい。 (3) DIM Active Bit Streams この概念は受け入れるが、Constant Clock Frequencyは32MHzとしてほしい。 また、並列度は32並列とし、固定ワイヤ接続は残す。(GBRは32MHz、32並列 である) (4) Bit Stream Remapping これはオプションとすべきである。 (5) Test Vectors これはオプションとすべきである。各現システムの内部事情はVSIに含めるべきではない。 (6) Hardware Time Code 独立なコネクターに含めることにし、日本としてはD-SUB 15ピンを提案する。その中に、 DPSCLOCK,DPS1PPS,PDATA等を含めることを提案する。詳細は川口さんから提案 される。 (7) 1PPS Waveform Timing 提案通りで問題なし (8) ALT1PPS 提案通りで問題なし (9) Signal Grouping デージーチェイン用にDPSCLOCK,DPS1PPSは(PDATAも含めて)別コネクターとし、 D-SUB 15ピンを提案する((6)参照) (10) Electrical 提案通りで問題なし (11) Connector and Cable Specifications (1)の最高周波数および並列度とも関係する。日本としてはMDR/3Mの80ピンを提案する。 今回の日本の提案は、GBRやVERA計画ですでに動き始めているものもあり、 その辺りを考慮の上、VSIとして採用していただくことを強く希望する。 次回VSI国内検討会は12月7日、VLBI懇談会のセッション終了後 開催することになった。 近藤哲朗 1999年11月5日作成