Last Update Dec. 24, 2008

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図書街プロジェクト概要

書物は、人類の知の結晶であり、 その内容や書誌などの情報に基づき、それぞれの書物が互いに並びあうことで、 多様な関係を表現し、知の文脈を作り出すことができます。

本プロジェクトでは、「書物」をあらゆる情報の基本単位と考えます。 書物を本棚に格納し、書物の配列や本棚の相互の位置が 関係をもち意味をもつように 知の情報空間を構築し、 建物や道、界隈、広場など、人間が記憶と想起のしやすい三次元の街の形式 「図書の街」として、 この情報空間を電子的に表現します。 ユーザの状況や意図に応じたインタラクティブなナビゲーションにより、 知の情報空間を「図書の街」とインタフェースされるサイバー世界や実世界に広げることで、多様な知の関係を生み出し 知の情報編集空間となる 図書街システムを研究開発します。

松岡正剛氏の図書街マップ
松岡正剛氏の図書街マップ

これは、人々を自在な知の旅に誘う「知のプラットフォーム」となる書物都市「図書街」という 松岡正剛氏の構想を出発点としたプロジェクトです。

本プロジェクトでは、 この図書街システムを、専門家知識を体系化し、 ユーザの連想・想起や知識獲得、 ユーザ同士や専門化知識とのコミュニケーションに活用するための 知識表現メディアとして、 また、 新たな知を創発するためのプラットフォームとして位置づけています。

今年度は、携帯端末をともなった「京都観光ナビゲーション」に図書街システムを応用開発しています。

 

研究目的

人類の知の結晶としての「書物」をあらゆる情報の基本単位と考え、三次元の「図書の街」をネットワーク上に構築します。 さまざまな「知」を配列し、つなげ、発見し、創造する「知の編集空間」を構成するためのシステムを研究開発します。

研究概要

本プロジェクトでは、複合領域(ICT+文化)の知識融合を試み、ICT活用によって、 文化の独自性を超えたユニバーサルな知の結合を目指して、図書街システムを研究開発します。
図書街システム研究開発 図書街システム研究開発
具体的には、
専門家知識の体系化と大規模知識ベースの構築技術
「書物」に基づいた専門化知識を知識表現メディアとして体系化するため、人間の記憶と想起が容易な「街」の形式を用いた知識ベースを開発し、大規模知識ベース構築技術に対する新たな提案をします。
個人適応型動的知識ベースの構築技術
「街」の形式を用いた知識ベースにおいて、街を形成する知の情報の「位置」や「文脈」と、その街で知の編集行為をするユーザの「状況」「意図」「履歴」を基盤にしたデータモデルを提示し、ユーザのコンテキストやインタラクションに適応した動的な知識ベース構築技術を研究開発します。
専門家知識の利活用技術
体系化された専門家知識を、ユーザの興味に応じて集約・再構成し、一般ユーザが活用できる仕組みを研究開発します。
知の創発技術
個別ユーザの「知の触発連鎖」をコミュニティの知の形成につなげる仕組みを探索します。
 

メンバー一覧

情報通信研究機構、慶應義塾大学、北海道大学、京都大学 ほかとともに研究開発をしています。