神戸研究所 未来ICT研究センターとは
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NICT 独立行政法人 情報通信研究機構

神戸研究所 未来ICT研究センターとは

バイオICTグループ  Biological ICT Group

 バイオICTグループは、人に優しく快適な未来のコミュニケーション技術の実現を目指して、脳情報の利用技術や超低エネルギーで高機能なバイオ型の分子通信技術、状況・環境の変化を自律的に判断し柔軟に情報通信を行うことができるバイオインスパイアード(生物に学ぶ)・アルゴリズムなどの情報通信の新概念につながる萌芽的な要素技術の研究開発を進めています。


新世代ネットワーク構築技術 - 未来型ICTネットワーク

ペタビット級の大容量フォトニックネットワークや高機能ワイアレスネットワーク、そしてこれらの融合した次世代ネットワーク技術、および萌芽的な情報通信技術等、高度ネットワーク社会の基盤となる技術の確立を目指しています。

バイオICT

人間の脳の機能、生物のさまざまな機能の解析から情報通信の新しい概念を生み出します。生物はエネルギー効率がよいというだけではなく、個体から細胞、分子のレベルに至るまで、自己複製能、自己組織化能、柔軟性、可塑性といった驚くべき機能を持っています。これらの機能を人工的にうまく応用することができれば、人類に測り知れない利益をもたらすことは間違いありません。私たちは、人間の脳、細胞や生体高分子の機能を詳しく調べることによって、まったく新しい考え方に基づく情報通信技術の構築を目指します。

脳情報通信の研究開発

 複数の非侵襲脳活動計測技術を統合による計測技術の高度化によって、空間分解能10mm以下、時間分解能5ms以下を同時に実現した脳活動計測を目指しています。この技術の利用によって、情報を発信する人の意図をよりよく伝えることができる通信技術の開発や、情報を受け取る人に大きなストレスを与えない通信技術の開発に向けた基礎的研究を進めています。

分子通信技術の研究開発

 生物は、わずかなエネルギーしか消費せずに高機能な情報処理・伝達を行うメカニズムを持っています。これを詳しく調べることによって、生物の自己組織化能、自律性、特異的認識能力など、将来の分子通信技術に役立つ要素技術を得ることを目指しています。また、細胞や生体分子間相互作用の仕組みを利用した自律的情報ネットワーク・インターフェイス技術を開発するための基礎的研究を進めています。

生物アルゴリズムの研究開発

 生物の優れた特徴でありながら、未だ人為的に真似ができていない「適応性」を情報通信技術に組み込むための研究を行なっています。生きた細胞や生体高分子を観察し計測する技術を高度化することで、細胞内の分子過程を詳しく調べることができます。
 ここから、遺伝情報の読み出しのメカニズムや分子触媒のメカニズムが外部刺激に対してどのように応答するのか、また自律的に調節していくのかを生命科学・情報科学の力で明らかにします。このような研究を通して、普遍的なネットワーク環境の中で機能を自律的に最適化するまったく新しい非ノイマン型計算アルゴリズムの構築を目指しています。