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サイエンスキャンプ2005開催報告
 2005年8月8日(月)〜8月10日(水)の3日間、当鹿島宇宙通信研究センターに於いてサイエンスキャンプ2005を行いました。このキャンプへは北は岩手県、南は沖縄県からと全国各地から12名の高校生が集まり最先端の情報通信と宇宙科学の研究に関する実験などを行いました。
1. スケジュール
 8月8日(月)
14:00〜15:00  開講式 / オリエンテーション
15:00〜17:00  (1)世界最小の自作電波望遠鏡で太陽電波を観測
17:00〜19:00  懇親会
 8月9日(火)
8:45〜11:00  (1)世界最小の自作電波望遠鏡で太陽電波を観測
11:00〜12:00  (2)群れ人工衛星ロボットによる制御実験
12:00〜13:00  昼食
13:00〜16:00  (2)群れ人工衛星ロボットによる制御実験
16:00〜17:00  (3)ディジタル通信の誤り訂正を体験しよう
17:00〜20:00  懇親会 / 観望会
 8月10日(水)
8:45〜12:00  (3)ディジタル通信の誤り訂正を体験しよう
12:00〜13:00  昼食
13:00〜15:00  実験結果の検討会及びまとめ / 閉講式
2. プログラム
(1) 世界最小の自作電波望遠鏡で太陽電波を観測

鹿島の直径34mパラボラアンテナは、はるか遠く銀河系外の星からの電波を受信して、大陸の動きや地球自転の変動、そして遠い星の構造を調べるための電波望遠鏡として使われています。実は、皆さんの身近にあるBS放送受信用のパラボラアンテナでも簡単な電波望遠鏡を作ることが出来ます。キャンプでは電波望遠鏡の原理を理解しながらグループで直径35cmの電波望遠鏡を組み立て、太陽電波を観測することで電波望遠鏡が地球と宇宙の謎を解き明かす窓であることを体験して頂きます。
指導:宇宙電波応用グループ 主任研究員 市川 隆一
(2) 群れ人工衛星ロボットによる制御実験

衛星放送など人工衛星を使った通信が身近になりました。現在は通信ひとつに対して1機だけの人工衛星ですみますが、通信の量や質が高まると、複数の衛星に働きを分散させるようになるでしょう。そんな将来の宇宙ミッションでは、それぞれの運動をする衛星が、自動的にニアミスを避けながら群れを保つ必要があります。どのように動かせばよいか人工衛星の運動をまねたマイコンロボットを組んで研究してみましょう。意図したように動くでしょうか。
指導:宇宙サイバネティクスグループ 主任研究員 梅原 広明
(3) ディジタル通信の誤り訂正を体験しよう

衛星放送や携帯電話など、私たちの身の回りのディジタル通信では「誤り訂正」の仕組みが活躍しています。この誤り訂正は数学の確率や代数と密接に関連していて、万一情報が誤っても自動的に元の情報に復元することのできるマジックみたいな技術です。センターでは、数値計算ソフトウェア(MATLAB)を使ってこの仕組みを実際にプログラムし、動画像のディジタル通信シミュレーションで動作を体験することで、誤り訂正の不思議を楽しみましょう。
指導:モバイル衛星通信グループ 研究員 蓑輪  正
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