ネットワークの発展は、種々多様な情報をコミュータを通じて利用者に提供できる環境をもたらしました。しかし、実際にはコンピュータと人間とのインターフェースがいまだ大きな障害となっています。
音声コミュニケーショングループでは、誰が、いつ、どこで、どのような表現で、何語で話そうとも、音声や身振り・手振りなどの人間にとって自然な言語・非言語表現により情報を捕いながら、息の合ったコミュニケーションを実現するナチュラル言語コミュニケーションの研究開発を進めています。

  • 高精度音声処理技術
     人間の発声には、日本語外国語などの言語特性、性別、年齢、方言の個人特性、対話や講演の発声様式、発話環境の音響的雑音などの課題があります。 音声コミュニケーショングループでは、頑健に発話の内容を認識、理解する高精度多言語音声認識技術、言語、状況、利用者、発話内容に応じて適切に話しかける高精度音声合成技術、音響的な雑音を制御する周囲雑音制御技術の研究開発を進めています。

  • 非言語情報分析・活用技術
     人間同士のコミュニケーションでは、文字で書き表すことのできる言語情報だけでなく、イントネーション、身振り・手振り、状況などを活用して、気持ちを自然に伝達しています。 非言語情報分析・活用技術の研究では、言語情報と非言語情報の統合による自然なコミュニケーションを目指し、不完全な言い方であっても、非言語情報により補って、ネットワーク端末と自然にコミュニケーションできる技術の開発を行います。

  • 高精度対話処理技術
     人間同士あるいは人間とコンピュータとの対話を自然に行えるようにするために、音声や身振り・手振りなどの人間にとって自然な言語・非言語表現により情報を補いながら、適当なタイミングで応答する技術が必要になります。 言語表現による論理的な対話の制御だけでなく、何気なく情報を伝えている非言語表現やタイミングによる応答の仕方などの対話モデルを構築し、息のあった対話制御処理技術の開発を進めています。

  • 誰にでも優しい次世代の知的・生活環境の実現にむけて
     私たちが暮らしている実社会を対象にして、誰にでも優しい次世代の知的環境や生活環境を実現するために、子供・高齢者を含めた一人一人に対する優しい「みまもり」と、コミュニケーション活動、屋外活動、生涯学習などへの支援が行える ”Watch & Care” を実現するユニバーサル・プラットフォーム技術の研究開発を行います。

  • 非言語インタラクション
     視線・指さし・身体動作といった非言語情報のやりとりから、ユーザの興味・欲求・意図などを読み取り、それに応じて適切な情報サービスを提供するための技術について研究開発します。

Update 2009.10.1