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より正確・より詳しい電離圏情報の提供のために
独立行政法人 情報通信研究機構では、
国内4地点(稚内・国分寺・山川・沖縄)
の観測所及び南極・昭和基地に、
電離層観測機を設置しています。世界中の観測所とのデータの共有化、観測ネ
ットワークへの参加など、より正確な把握、より詳細な観測データの提
供ができるよう、日夜観測を続けています。
より身近で、利用しやすい電離圏情報
の提供を目指して
約60年の歴史を刻んできた電離圏観測。短波帯無線通信のための重要な情報
として、また、最近では衛星電波への影響や地球環境の長期的な変動を監視する基礎デー
タとしても多くの関心を集めています。そこで、情報通信研究機構では、
もっと多くの人たちに、もっと身近な、電離圏概況の速報を実現したいと
いう考えから、インターネットによる電離圏の観測データの提供を行っています。
国内4ヶ所の観測所から送られてくる最新の観測データ、および過去のデー
タの提供も行っています。また、見やすく、分かり易い画面づくりや検索はも ちろん、
将来的には世界各地の観測データのリアルタイムによる提供など、より充実したホームページを目指しています。
提供できるデータについて
データサービスのページで
ご提供できるデータは、定常観測で得られたイオノグラムと、
その読み取り値(一時間値),サマリイオノグラム
です。長期間にわたるイオノグラムや読み取
り値が必要な方は別途ご利用になりたい期間、観測所、使用目的を添えて
宇宙環境計測グループ
までご連絡下さい。
電離圏(電離層)
電離層は大きく分けて以下の3つの領域に分けられます。イオノグラムに現れる
のはこのうちE層とF層のみでD層の様子をイオノグラムでみることはできません。
- D層
: - 地上95km以下の高さの領域でこれより高い層から反射される短波帯の電波を主に吸収する
- E層
:
- 地上95kmから150kmの高さにある領域で、正規の昼間E層が現れる。
ほかに厚いE2層や、変化の激しいEs層もこの領域に現れる。
- F層
:
- 地上150km以上にある、最も重要な反射層である。
昼間はF1層が現れ二つに分かれる。
この図はイオノグラムにすべてのトレースが現れたとしたときの代表的なパター
ンを描いたものです。実際のイオノグラムにはこれらのパターンのうちのいくつ
かがその時々の条件(季節や時間)によって様々な形に現れます。
foで始まる記号は、それぞれあとに続く層の
臨界周波数(その層の一番高い所)を示し、h'はそれぞれの層の見掛けの高さです。
周波数を示すパラメータにはそれぞれO (正常波成分)とX (異常波成分)があり
ますが、イオノグラムに常に両方が現れるわけではないので注意が必要です。O成分とX成分は常に国分寺、
沖縄で0.6MHz、稚内で0.7MHz離れていることがわかっています。(この値は電子ジャ
イロ周波数の1/2)
イオノグラムの読み取りデータについての詳しい読み方については、
データの読み方で説明してあります。
内容はやや専門的になります。
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サマリイオノグラム(summary ionogram)
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サマリイオノグラムとは一次観測データであるイオノグラムを元に画像処理を施
して、臨界周波数及び見掛けの電離層高度の時間変化を過去4日分について表示したもの
らご覧になれます。 データサービスのページへ
(1) 各観測所毎のサマリイオノグラム
各観測所毎にそれぞれ、F層領域の臨界周波数/E層領域の臨界周波数/見掛
けの電離層高度の時間変化 を示します。
(2) 各レイヤ毎のサマリイオノグラム
各レイヤ毎に図の上段からそれぞれ、稚内(北海道)、国分寺(東京)、
山川(鹿児島)、沖縄の時間変化を示します。観測所の緯度により大きな違いがあ
ることが分かります。
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