平成30年度情報通信技術研究交流会 第219回例会(講演会・交流会)

開催日時 平成30年10月5日(金)
例会(講演会1)13:30〜14:45(開場13:15)
例会(講演会2)15:00〜16:15
交流会16:30〜18:30
例会(講演会)・交流会
会場
大阪大学 中之島センター [講演会] 3F 講義室 301 [交流会] 9F 交流サロン:サロン・ド・ラミカル
 (〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-3-53)
主催 情報通信技術研究交流会(AC・Net)
プログラム
◎講演1)13:30〜14:45
演題「セキュリティ分野におけるAIへの期待と現状」
講師小澤 誠一 氏
神戸大学
数理・データサイエンスセンター 教授
概要 深層学習や機械学習、自然言語処理などを使ったAI技術が注目されていますが、これらの強みと限界を知り、現実の問題に向き合いながらに正しく使うことが重要です。サイバーセキュリティにおいて、これら「万能でないAI」をどう活かせばよいでしょうか?また、人工知能が社会実装されていく上で、AI自体がサイバー攻撃の対象となり得ることが懸念されています。これに、どう対応していけばよいのでしょうか?このような懸念と不安がくすぶりつつも、一方では、セキュリティとAIを組み合わせることで、これまでにない新しいサービスへの期待も広がりつつあります。このようなセキュリティ分野における人工知能への期待と現状について、その動向をご紹介できればと思います。
◎講演2)15:00〜16:15
演題「セキュアクラウド量子計算と量子スプレマシー」
講師森前 智行 氏
京都大学
基礎物理学研究所 講師
概要 量子計算の基礎について解説した後、最近の重要な二つの研究テーマであるクラウド量子計算のセキュリティと量子スプレマシーについて紹介する。クラウド量子計算のセキュリティというのは、計算内容を秘密にしたままクラウド上で量子計算を行う暗号プロトコルである。また、クラウドが正しい量子計算をしているかどうかを量子計算無しでチェックする検証プロトコルについても説明する。量子スプレマシーとはできるだけ弱い量子計算機で古典計算機に対する優位性を示す研究である。任意の量子アルゴリズムを走らせることができ、量子ビットも使い放題で、誤り訂正も完璧にできるような究極の量子計算機を実現するのは研究者らの一つのゴールであるが、それはまだ先のことと考えられている。そこで、まずは近い将来に実現可能な弱い量子計算機で古典に対する優位性をデモンストレートすることを目指すのである。実際、Googleは量子ゲートがランダムにしかかけられないような弱い量子計算機で古典に対する優位性を実現することを目指している。
講演会
定員
75名
◎第219回例会(交流会)16:30〜18:30
大阪大学 中之島センター 9F 交流サロン:サロン・ド・ラミカル
交流会
定員
40名
参加費○講演会:無料
○交流会:AC・Net個人会員(無料)、AC・Net法人・団体・大学会員(1,500円)
 非会員(2,000円)※学生(1,000円 学生証提示)
 ※参加費は当日受付時にお支払いください
申込方法下記の項目を 事務局までお送りください。
      1.氏名
      2.所属
      3.下記のうち、参加される部をご記載して下さい。
       @講演会参加
       A交流会参加
      4.会員種別
       ・法人 ・大学会員 ・個人会員 ・非会員 ・学生
※個人情報保護法の施行に基づき、ご提供いただいた情報は本例会の管理及びご要望いただきました案内以外には使用いたしません。
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