第1回 KARC コロキウムのご案内
第1回 KARC コロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。
● 日時 2001年8月8日(水) 14:00〜15:00
● 会場 KARC第4研究棟2階会議室
〒651-2492 神戸市西区岩岡町岩岡588-2
● 講演1) 「分子エレクトロニクスへの合成化学」 小川琢治
【概要】
単一分子の機能を利用した分子−電子デバイスのシステムについて考察、および、その実現に必要な単一ないしは少数分子の電気特性のルーチン計測に適した分子の設計と合成および計測の結果について述べる。
【講師略歴】
昭和59年 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了 理学博士(京都大学)
同 年 愛媛大学助手(理学部)
平成1年 愛媛大学助教授(理学部)
平成7年5月−平成8年3月 文部省在外研究員(マサチューセッツ工科大学)
平成13年 岡崎共同研究機構分子科学研究所分子集団研究系分子集団研究部門 客員助教授
平成13年 愛媛大学ベンチャービジネスラボラトリー 助教授 併任
● 講演2) 「 集束イオンビームによる超微細立体構造形成技術」 松井真二
【概要】
超微細加工技術は、電子、イオン、走査プローブ顕微鏡の装置開発、それら を利用したプロセス開発により、2次元加工技術では、10nmレベルの領域から原子・分子・DNA操作までも技術確立が進んでおり、2次元から3次元へに伴う多機能化・高性能化さらに多次元化に伴うこれまで実現できなかった新機能化デバイスへとの研究開発ターゲットが移りつつある。これまでのレーザを用いた光造形法では波長制限によりミクロン以上の解像度しかなく、またシリコンプロセスの2次元化プロセスを3次元化展開しても、ナノ空間に自由に3次元構造を創製することは困難である。そこで、集束イオンビーム援用堆積技術を用いた3次元ナノ構造作製技術を研究開発し、ナノ空間における立体構造形成が可能であることを実証した。【講師略歴】
1981年 大阪大学大学院基礎工学研究科電気工学専攻博士課程修了 工学博士
同 年 日本電気(株)入社
電子・イオンビームを利用したナノテクノロジーの研究開発に従事
1997年 (株)半導体先端テクノロジー、先端電子ビーム技術研究開発リーダ
1998年 姫路工業大学, 高度産業科学技術研究所, 教授