第007回KARCコロキウムのご案内
第007回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。
開催日時 | 2001年12月11日(火)13:30〜14:30 |
開催場所 | KARC第1研究棟2階小会議室 |
講演 | 「CWテラヘルツ波の発生のそのイメージング応用」 |
講演者 | カーステンジーバート氏(ドイツ、ゲーテ大学物理学科) |
講演概要 | テラヘルツ周波数帯(ここでは0.1~10THz付近の遠赤外域をさす)の連続波(CW)、単一周波数発振のシステムは、フェムト秒レーザー励起のパルス発振光源と比較して、テラヘルツ光源としていくつかの利点を持っている。パルステラヘルツ電磁波の発生では、高価で比較的大型のフェムト秒レーザーを必要とするが、光混合によるCWテラヘルツ電磁波発生ではより安価でコンパクトなシステムの構築が可能である。また、高い周波数分解能を得ることができ(パルス電磁波では光学遅延の大きさを大きくとることにより分解能を上げることができるがレーザービームアラインメントの問題から、周波数分解能をあげるのが難しい)、さらに広帯域のスペクトルが不要な測定では測定時間を短縮することができる。フェムト秒のレーザーパルスはスペクトル分散が大きく、光ファイバーを使うのが難しいが、CWレーザーであれば、分散を気にせずレーザービームの制御に光ファイバーを用いることができる。講演では2波長同時発振のレーザーを光混合に用いたCWテラヘルツ電磁波の発生とその分光、イメージング応用を中心にゲーテ大学での我々のグループの研究を紹介する。 |
使用言語 | 英語 |
参加費 | 無料 |
担当者 | レーザー新機能グループ、谷 |