第012回KARCコロキウムのご案内

第012回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。


開催日時 3月19日(火) 15:00-16:00
開催場所 第4研究棟3階セミナー室(部屋番号25-304)
講演 「蓄積イオンによる情報処理」
講演者 Dr. Wolfgang Lange (Max-Planck Institute for Quantum optics)
講演概要 線形のrfトラップ中に直線上に配置したイオンは電子基底状態の超微細エネルギー準位のデコヒーレンス時間が非常に長いので、理想的な量子ビットを実現するものだと言える。25Mg+や43Ca+などのイオン種がその例である。蓄積イオンのもう一つの利点は電子シェルビング法により高効率の状態の読み出しができることである。イオントラップ量子コンピューター実現の最も大きな技術的問題点は量子ビト間の結合を如何に実現するかである。この講演では量子論理ゲートを実現するための二つの方法について述べる。すなわち、イオンの電子状態を直線上のイオンの振動モードにより結合させる方法と、高フィネスの光共振器との相互作用により結合させる方法である。前者では振動モードの基底状態までの冷却が必要とされる。これを達成するため、我々は115In+との共同冷却法を提案する。光による結合のためには、光の場との制御された強い相互作用が必要であるが、
使用言語 英語
参加費 無料
担当者 レーザー新機能グループ 早坂