第014回KARCコロキウムのご案内
第014回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。
開催日時 | 2002年5月29日(水)午後1時30分-2時45分 |
開催場所 | KARC第四研究棟セミナー室西 |
講演 | 「新しい情報処理パラダイムとして分子コンピューティング」 |
講演者 | 劉 健勤 (リュウ ケンキン)(ATR情報研究所) |
講演概要 | Adleman-Liptonパラダイムをはじめとする、分子計算の様々な方法を概観し、生体分子の構造に関する分子計算機の最新展開 に一定の評価を行う。次世代コンピュータの創出を目指す分子計算の分野において、従来にない計算メカニズムが注目されている。例えば、DNA、RNA、たんぱく質など生体分子を利用 した生体分子計算の基本機構としてセルフアセンブリー(自己組織化)がある。NP問題 解決のために要する時間と空間はシステム内部の複雑さに依存するが、それを動的操作によって線形に抑えることを目指し、それに関する理論的な解析を行った。さらに計算論的モレウェアについて議論した。そのなかにアルゴリズム設計と操作がどのように位置付けられるか(わたしたちが提案した"キナーゼコンピューティング"を含む) を紹介した。更に、ナノサイエンスから広い分野へいろいろな探索に役立つだろうが、それに関する活発な議論を期待する。 |
使用言語 | 英語 |
参加費 | 無料 |
担当者 | 関西先端研究センター ナノ機構グループペパー フェルディナンド |