第056回KARCコロキウム開催報告
ヒトの脳機能解明に広く用いられている機能的磁気共鳴イメージング装置 (fMRI)の信号源である血流変化とその調節機構についての発表が行われた。 動物を使った体性感覚刺激−応答モデルの実験で、神経活動の変化による局所 的な脳血流の増加には、直接的な神経活動による増加(50%)と、様々な代謝 因子による調節機構(50%)が、存在することが報告された。
また、fMRI,MEG,NIRSなどの無侵襲計測技術のオープンラボ化等の取り組み や、無侵襲計測技術によって得られたデータのInformation Technologyへの応用 の取り組みはドイツではまだこれからの段階である、との質疑に対する応答があっ た。
参加人数19名 (内部19名,外部0名)