第103回KARCコロキウム開催報告


第103回KARCコロキウムの様子


光による物質制御の研究分野で新進気鋭の理論家である飯田琢也先生から、光場によるナノ物質の動的過程制御に関して、理論、実験に渡って幅広く説明して頂きました。光ピンセット、光による物質制御は新しい局面を迎えつつあり、空間的、時間的にデザインされた光場(こうば)によって物質を駆動、制御、計測する手法、原理について提案され、実験が進められつつある新しい研究分野であり、光と揺らぎによる光誘起力ナノエンジニアリングとしてナノ光操作、ナノ複合体材料製造、計測に関する技術として注目されています。 質疑応答では予定時間をオーバーし、コロキウム終了後も会場等で議論する程の盛況ぶりでした。ナノ物質、分子の光による制御に関する最新の研究動向及びその将来に触れる良い機会となりました。


参加人数 15名 (内部 15名、外部 0名)