第119回KARCコロキウム開催報告


第119回KARCコロキウムの様子


2013年6月をもってNICTを退職されるNICTフェロー、未来ICT研究所 王鎮主管研究員の最終講演として、特別講演会(兼KARCコロキウム)を開催した。ご自身の経歴からNICT前身であるCRL入所当時の様子、世間が高温超伝導フィーバーに沸く中、着々とNbNの基礎研究を立ち上げ、その後のALMA Band10受信機で用いるNbTiN薄膜の作製技術、および超伝導単一光子検出器を成功に導くまで等の歴史をご紹介いただいた。また、共同研究の重要性と、それを実りあるものにするための心得、最近の雑感(研究に国境はあるか?人が集まる研究所とは?)などについてもお話をされ、王主管研究員の研究哲学の一端に触れることができる貴重な機会となった。NICT内外から多数の聴講者が集まり、最後は惜しみない拍手が送られ講演会を終了した。


参加人数53名 (内部42名,外部11名)