開催日時 | 平成30年11月26日(月) 13:30 〜 15:00 |
開催場所 | 未来ICT研究所 第二研究棟 3F テレビ会議室2 |
講演 | 睡眠の質は時計遺伝子依存的な神経発火パターンの揺らぎで決まる |
講演者 | Jones Hopkins University, USA 田 渕 理 史 博 士 |
講演概要 | 神経活動の情報表現として,大きく分けて, 発火頻度が情報表現の実体であると考える rate coding の考え方と,発火パターンの高次時間構造などに情報が実装されていると考える temporal coding の考え方がある。今回,睡眠の質は時計遺伝子に依存する神経活動の発火パターンの揺らぎによって決まることを,ショウジョウバエの睡眠行動と概日時計ニューロンの神経活動をモデルとして用いることで明らかにした。また,このような時計遺伝子依存的な神経発火パターンの分子機構を知るべく,1167遺伝子に対しスクリーニングを実施したところ,神経発火パターンを制御する2遺伝子を同定することに成功した。今回のコロキウムでは,temporal codingがどのようにして睡眠・覚醒機構の制御に関わっているかについて議論したい。 |
使用言語 | 日本語 |
参加費 | 無料 |
担当者 | 情報通信研究機構 未来ICT研究所 フロンティア創造総合研究室記憶神経生物学プロジェクト 総括研究員 吉原 基二郎 |