第145回KARCコロキウムのご案内

第145回KARCコロキウムは終了しました。ご参加ありがとうございました。


開催日時 令和7年3月18日(火)16:00-17:00
開催場所 未来ICT研究所 第2研究棟 3F TV会議室2
講演 細胞内サイバネティックアバター(CA)の遠隔制御によって見守られる社会の実現
講演者 山西 陽子
九州大学大学院 工学研究院 機械工学部門、教授
講演概要 本発表では2050年までに、体外から専門家や本人が遠隔操作で、体内の状態を安全・安心に把握・改善・向上できる社会の実現を目指し、体内で、生体分子の利用を基盤とする細胞内サイバネティック・アバター(CA)の連携・協調の遠隔操作技術の創出と利活用を目指したムーンショットプロジェクトについて紹介します。細胞内CAを利用することで、体内に近い環境で特定の疾患の原因となる細胞の悪性状態を検査して、必要に応じて除去するという一連の処理を遠隔制御し、擬似的に身体に本来備わっている免疫能力を拡張し、副作用の可能性などがないかを検証できる第一歩を示し身体を良い状態に保つことを目指します。ナノメートルスケールの人工や天然の生体分子から構成される細胞内CAを設計することで、細胞間相互作用を用いて、細胞レベルで体内を良い状態に保つことができる社会を実現させるための研究課題等について説明いたします。
使用言語 日本語
参加費 無料(NICT関係者のみ聴講可)
担当者 バイオICT研究室 生物情報プロジェクト 小林 昇平