| 開催日時 |
令和7年10月29日(水) 14:15-15:15 |
| 開催場所 |
未来ICT研究所 神戸ﾌﾛﾝﾃｨｱ研究ｾﾝﾀｰ 第2研究棟 3F 中会議室 |
| 講演 |
Molecular Imprinted Polymer (MIP)-Based Optical Sensor for Sensitive Detection of Methamphetamine |
| 講演者 |
Charusluk Viphavakit 准教授、Chulalongkorn University |
| 講演概要 |
本講演では、メタンフェタミンを高感度かつ選択的に検出するための分子インプリントポリマー (MIP) ベースの光ファイバーセンサーの開発について説明します。このセンサーは、マルチモード干渉を通じて光と物質の相互作用を増強するシングルモード-Noコア-シングルモード (SMF-NCF-SMF) ファイバー構造を採用しており、波長変調に基づくリアルタイムのラベルフリー検出を可能にします。光重合により合成されたメタンフェタミンインプリントポリマーをセンシング領域にコーティングし、分子認識と高い化学的安定性を実現しました。このセンサーは1.59 nm/ppmの感度で線形応答を示し、1ppm未満の濃度のメタンフェタミンを検出可能であり、これは現在の検査キットの限界を超えています。このイノベーションは、法医学や医療現場における迅速でポータブルかつ非侵襲的な薬物スクリーニングアプリケーションにおいて、光センシングとポリマーインプリンティング技術を統合する可能性を強く示しています。 |
| 使用言語 |
英語 |
| 参加費 |
無料 |
| 担当者 |
田中裕人 （総合企画室、バイオICT研究室 生体物性） |
