翻訳バンクとは
データ提供を検討されている方へ
総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくすことを目指すグローバルコミュニケーション計画を推進しており、その一環としてNICTは音声翻訳とテキスト翻訳の研究・開発・社会実装を進めています。これまでNICTにおいても翻訳の高精度化に必要な翻訳データの集積に取り組むとともに、2017年6月からニューラル機械翻訳技術の導入等を進めておりますが、翻訳技術を活用する分野によっては翻訳データが足りないことが課題となっています。
このような問題意識の下、総務省とNICTは、様々な分野における翻訳データの集積に向けて、NICTが様々な分野の翻訳データを集積して活用する「翻訳バンク」の運用を開始しています。 こうした背景を踏まえて、最近の自動翻訳技術の動向や、研究、開発、社会実装、翻訳データの整備等に関して有識者にご登壇いただき、我が国の今後の戦略を多角的に議論するため、「自動翻訳シンポジウム~自動翻訳と翻訳バンク~」を開催しました。
ご来場いただいた皆様にこの場を借りて御礼を申し上げるとともに、当日の資料を掲載いたします。
開催日時 |
2018年3月12日(月) 15:00 - 17:00【受付開始 14:00】 |
開場 |
TKP御茶ノ水カンファレンスセンター 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング |
プログラム |
15:00 - 15:15 主催者挨拶 総務省 |
15:55 - 16:55 パネルディスカッション 「AIとデータ」 モデレータ 内山 将夫 (情報通信研究機構・研究マネージャー) パネル1柿沼 太一 (STORIA法律事務所・弁護士) 「AI生成に際しての知財処理~このデータ、AI生成に使っていいの?~」 パネル3目黒 光司 (特許庁特許情報室・室長補佐) 「特許庁における機械翻訳の活用事例~審査の効率化・高品質化に向けて」 |
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16:55 - 17:00 閉会挨拶 情報通信研究機構・理事長 徳田 英幸 |
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展示 |
14:00 - 18:00 同時通訳のプロトタイプ (情報通信研究機構) 一握りの人のみが出来る日本語と英語の同時通訳を機械で実現するプロトタイプの展示を行います。 |
イヤホンde通訳 (情報通信研究機構) ハンズフリーで外国人と話せるコンセプトモデル「イヤホンde通訳」をご体験いただきます。2020年に向け社会実装が進められている「翻訳サービス」。その基盤となる「多言語音声翻訳技術」を用いて実現できるであろう近未来の通訳システムをイメージしました。 |
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IDカード型ハンズフリー音声翻訳端末 (富士通株式会社) 外国人患者の増加に伴い、医療者(医師、看護師、事務職員等)は、病院内の様々なシーンで外国人患者と多様な言語のコミュニケーションへの対応が求められています。両手が塞がりやすい医療現場の様々なシーンにおいて、触れずに使える、多言語対応のIDカード型のハンズフリー音声翻訳端末をご紹介します。 |
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メガホンヤク/対面ホンヤク (パナソニック株式会社) 「メガホンヤク」は拡声器型の翻訳機で、日本語の発話内容を日・英・中・韓の4ヶ国語で再生し、避難誘導やイベントでの案内などで活躍します。 |
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自治体窓口向け音声翻訳システムと旅道多言語音声翻訳アプリTabiTra (凸版印刷株式会社) NICTの研究開発成果に基づく商用利用可能な翻訳エンジンを採用した、自治体窓口での使用に特化した自治体窓口向け音声翻訳システムと、外国人とのコミュニケーションを音声でサポートする旅道多言語音声翻訳アプリ「TabiTra」の展示を行います。また、インバウンド専門翻訳サービス「ジャパリンガル」を紹介します。 |
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訪日外国人をおもてなし!多言語音声翻訳サービス (日本電気株式会社) 訪日外国人の急増に伴い、観光地はもちろん、交通機関や流通小売、警備などさまざまなシーンで円滑なコミュニケーションが求められています。NECの多言語音声翻訳サービスは、業務用小型端末を用い、多様な接客現場の円滑なコミュニケーションを実現します。 |