ユーザ主体及びネットワーク主体の高可用ネットワークを実現するシステムの設計とソフトウェア実装—ID・ロケータ分離アーキテクチャ HIMALIS とロケータ自動割振プロトコル …

藤川賢治, 福島裕介 - 電子情報通信学会論文誌 B, 2016 - search.ieice.org
藤川賢治, 福島裕介
電子情報通信学会論文誌 B, 2016search.ieice.org
本論文では, ユーザ主体及びネットワーク主体の高可用ネットワークを実現するためのネットワーク
システムの設計と実装を行う. ユーザ主体として, 端末が様々なネットワーク環境に適応して接続し,
利用するネットワーク環境を変更しても通信を継続できる HIMALIS アーキテクチャについて説明する
. ネットワーク主体として, ネットワークの耐障害性の向上, 設計・設定の自動化を図り人的ミスによる
障害を取り除く HANA プロトコルを提案する. また HIMALIS 及び HANA のシステム設計と
ソフトウェア実装を紹介する. HIMALIS システムを実装するに当り, 機能と性能を考慮して …
本論文では,ユーザ主体及びネットワーク主体の高可用ネットワークを実現するためのネットワークシステムの設計と実装を行う.ユーザ主体として,端末が様々なネットワーク環境に適応して接続し,利用するネットワーク環境を変更しても通信を継続できるHIMALISアーキテクチャについて説明する.ネットワーク主体として,ネットワークの耐障害性の向上,設計・設定の自動化を図り人的ミスによる障害を取り除くHANAプロトコルを提案する.またHIMALIS及びHANAのシステム設計とソフトウェア実装を紹介する.HIMALISシステムを実装するに当り,機能と性能を考慮して,ユーザ空間実装とカーネル空間実装の機能分割を行う.またHIMALISノードの役割に応じてカーネルにモジュールを追加できるようにする.HANAシステムの実装に当り,プロトコルメッセージの変更・追加,及び開発時のデバッグ容易性の実現,また各種ハードウェアへの可搬性をもたせるための設計を行う.これらのHIMALIS及びHANAの設計・実装を,様々なネットワーク環境に適用・応用し,各環境においてネットワークや端末の高可用化が実現できることを示す.
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