対象は, 日本国内において 2014 年当時, 医学部を有する大学 (大学校含む) の大学病院本院 80 施設とした. 実施時期は, 2014 年 4 月から 6 月とし, アンケート用紙を各施設の医療機器管理部門宛に郵送した. アンケート内容は, ① 基本事項 (回答者の職種, 施設の病床数, 手術室の数), ② レーザー医療機器の保有台数および保守管理の状況, ③ レーザー医療機器に関する講習会の開催や参加の状況, ④ レーザー医療機器の保守管理に関しての意見・考えなどとし, 選択および記入形式によるものとした. また, 参考までに電気メスの保有台数と保守管理の状況についても調査を実施した. 各調査項目の結果を集計するとともに, 病床数や施設の種別による差異があるかを検討するため, 分析を試みた. 統計解析ソフトには Microsoft Office Excel を使用し, カイ二乗検定, ピアソンの積率相関係数およびマン・ホイットニ検定を用いて, 有意水準は 5% とした. 3. 結 果