電気光学ポリマーを用いた 4μm ピッチ光フェーズドアレイによる偏向動作

平野芳邦, 宮本裕司, 本山靖, 町田賢司… - 映像情報メディア …, 2019 - jstage.jst.go.jp
平野芳邦, 宮本裕司, 本山靖, 町田賢司, 田中克, 山田俊樹, 大友明, 菊池宏
映像情報メディア学会誌, 2019jstage.jst.go.jp
抄録 高速・省電力・小型・軽量な光ビーム制御デバイスの実現を目指し, 電気光学 (EO)
ポリマーを用いた光導波路構造の光フェーズドアレイ (Optical Phased Array: OPA)
の研究を進めている. OPA の光偏向動作では, 出射部での光導波路ピッチにより,
その最大偏向角度が制限される. 本研究では, OPA の出射部とピッチコンバータにおけるクロス
トーク解析に基づき, ポリマー光導波路の狭ピッチ化の指針を明らかにし, 4μm
ピッチの出射部を有する 8 チャネル光導波路構造の EO ポリマー OPA を設計・試作した …
抄録
高速・省電力・小型・軽量な光ビーム制御デバイスの実現を目指し, 電気光学 (EO) ポリマーを用いた光導波路構造の光フェーズドアレイ (Optical Phased Array: OPA) の研究を進めている. OPA の光偏向動作では, 出射部での光導波路ピッチにより, その最大偏向角度が制限される. 本研究では, OPA の出射部とピッチコンバータにおけるクロストーク解析に基づき, ポリマー光導波路の狭ピッチ化の指針を明らかにし, 4μm ピッチの出射部を有する 8 チャネル光導波路構造の EO ポリマー OPA を設計・試作した. 試作した素子による偏向動作実験を行い, 200 kHz の高速光ビーム走査と, 22.1 度の最大偏向角を実証した.
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