地球科学における対話形式のデジタル教材の開発とその評価の試み

今井弘二, 村山泰啓, 松下幸市朗 - 教育情報研究, 2017 - jstage.jst.go.jp
今井弘二, 村山泰啓, 松下幸市朗
教育情報研究, 2017jstage.jst.go.jp
抄録 本研究では 「理科離れ」 の傾向が顕著に表れる中学生以上を対象に, 観察や実験が容易に
できない地球科学に関する内容において, ウェブブラウザ上で動作するデジタル教材を試験的に開発
し, その評価を試みた. そのデジタル教材の特徴は, 対話形式の操作性である.
学習者が主体の操作性とすることで, 学習者のタイミングで解答例や用語を確認することができ,
誘導的な入力フォームとすることで, 科学データを取り扱う利便性を高めている. そして,
説明文をポップアップで表示することで, シンプルなデザインを実現している. 12・13 …
抄録
本研究では 「理科離れ」 の傾向が顕著に表れる中学生以上を対象に, 観察や実験が容易にできない地球科学に関する内容において, ウェブブラウザ上で動作するデジタル教材を試験的に開発し, その評価を試みた. そのデジタル教材の特徴は, 対話形式の操作性である. 学習者が主体の操作性とすることで, 学習者のタイミングで解答例や用語を確認することができ, 誘導的な入力フォームとすることで, 科学データを取り扱う利便性を高めている. そして, 説明文をポップアップで表示することで, シンプルなデザインを実現している. 12・13 歳のアンケートの集計では, 79% が 「使いやすい」 と回答し, 86% が知的好奇心の向上を示した. そして,「家に帰って使ってみたいか」 という質問に対しては, 全員が肯定的な回答であった. これらの結果から, 主体的な学習意欲を向上させるデジタル教材として, 対話形式のユーザインタフェースが有効であると示唆される.
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