渦管を用いた局地的豪雨探知手法に関する研究

中川勝広, 片山勝之, 増田有俊, 是津耕司… - 土木学会論文集 B1 (水 …, 2018 - jstage.jst.go.jp
中川勝広, 片山勝之, 増田有俊, 是津耕司, 中北英一
土木学会論文集 B1 (水工学), 2018jstage.jst.go.jp
抄録 近年多発する都市部での集中豪雨は, 数十分~ 1 時間の短時間で内水氾濫を引き起こし,
都市機能を麻痺させることから, 大きな社会問題となっている. このような災害を防止するため,
大阪と神戸に設置されているフェーズドアレイ気象レーダを用いて, 渦管による局地的豪雨探知手法
を検討した. フェーズドアレイ気象レーダは, 30 秒ごとに 3 次元の降雨観測およびドップラー観測を
行うため, 急発達する積乱雲内部に形成される正負ペアの渦度をもった渦管を検出することができる.
本研究では, フェーズドアレイ気象レーダの観測値から 30 秒ごとに 250m メッシュの CAPPI …
抄録
近年多発する都市部での集中豪雨は, 数十分~ 1 時間の短時間で内水氾濫を引き起こし, 都市機能を麻痺させることから, 大きな社会問題となっている. このような災害を防止するため, 大阪と神戸に設置されているフェーズドアレイ気象レーダを用いて, 渦管による局地的豪雨探知手法を検討した. フェーズドアレイ気象レーダは, 30 秒ごとに 3 次元の降雨観測およびドップラー観測を行うため, 急発達する積乱雲内部に形成される正負ペアの渦度をもった渦管を検出することができる. 本研究では, フェーズドアレイ気象レーダの観測値から 30 秒ごとに 250m メッシュの CAPPI データを作成し, 渦管の検出方法を検討した. また, 降雨強度 50mm/h 以上の豪雨が 10 分以上継続する組織化積乱雲を探知することを目的に, 渦管の時空間密度を用いた局地的豪雨探知手法を検討した.
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