あらゆる社会経済活動の基盤となっている情報通信ネットワークは、私たちの生活により身近で、欠くことのできない重要なインフラとなっています。一方で、政府機関などへの高度な標的型攻撃や、個人のパソコンがマルウェア(ボットなど)に感染し踏み台とされるなど、情報通信ネットワークにおける最近の脅威は、社会的に大きな影響を与え、個人生活をも脅かす深刻な事態として認識されており、情報セキュリティの一層の確保が喫緊の国家的な課題となっております。
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)では、誰もが安心・安全に情報通信を行うことができるように、ネットワークセキュリティの研究開発を軸として、暗号学などの理論的研究とシステム実装/サイバー攻撃解析などの実践的研究を並行して実施しており、これらを有機的に融合させることにより、日々発生しているサイバー攻撃や不正アクセスなどに対抗するための、基盤技術の研究開発を精力的に推進しています。
本シンポジウムでは、NICTネットワークセキュリティ研究所(NSRI)及びサイバー攻撃対策総合研究センター(CYREC)で実施している、サイバー攻撃検知・解析技術、次世代暗号技術、実践的なセキュリティ応用技術などの研究成果を紹介させていただくとともに、ご参加の皆さまとの意見交換のなかで、今後のNICTの推進すべき情報通信セキュリティに関する研究開発の方向性について具現化していくことを目的とします。

開催日時
平成26年213日(木)
13:00~18:00
参加お申込み
コクヨホール
(東京都港区港南1-8-35)
主催
独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)
後援
総務省
情報セキュリティ政策会議
電子情報通信学会情報セキュリティ研究専門委員会
電子情報通信学会情報通信システムセキュリティ研究専門委員会