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2024.07.03~04
GPAI中間サミット及びGlobal IndiaAI Summit 2024参加報告
令和6年(2024年)7月3日及び4日、インドのニューデリーにおいて、GPAI中間サミットが開催され、原山優子GPAI東京専門家支援センター長が、総務省代表団とともにGPAIの主要な会合に出席しました。この度、GPAIとOECDのAI専門家コミュニティを統合すること等に合意が成立したことを受け、インドは、2024年のGPAI議長国であることから、本サミットを臨時開催しました。
今回のGPAI中間サミットは、AIの主要な課題等に関して専門家らを招いて複数のパネルを展開するインド政府主催のイベント「Global IndiaAI Summit 2024」と同時に開催する形式がとられ、GPAIの閣僚理事会(Ministerial Council)や執行理事会(Executive Council)をはじめとした複数の会合が開かれました。
閣僚理事会において、原山センター長は、GPAI東京専門家支援センター(以下「東京センター」)をNICTに設置した旨を報告しました。併せて、設置に至るまでの関係国の協力への謝意を述べるとともに、今後の先行2つの専門家支援センター(パリ(Inria)、モントリオール(CEIMIA))に対しより一層の協力を要請しました。各国のGPAI関係者からは「東京センターの設立はGPAIの新たな役割を強化するものと確信している」等の歓迎する旨のコメントが寄せられました(※)。
また、複数の公式会合以外にも、非公式のセッションが随時開催されました。設立されたばかりの東京センターとしては、2専門家支援センターと情報交換を行ったほか、2025年に議長国を務める予定のセルビアの代表とも会合を行い、セルビアで開催されるGPAIサミット準備における協力体制等について議論をしました。
※ GPAI閣僚理事会の議論では、GPAI専門家支援センターの積極的な役割や、GPAIマルチステークホルダー・エキスパート・グループ(MEG)、OECDのAI専門家ネットワーク(ONE AI)及び既存の専門家・作業部会をパートナーシップの単一の専門家コミュニティに統合すること等を通じ、GPAIのマルチステークホルダーの性格を維持・強化し、メンバー国と専門家の協力を強化することにコミットすることとされました。
オープニングセレモニー
執行理事会での原山センター長からの報告