NEWSニュース

  • 2024.09.17 NEW

    加CEIMIAとの更なる連携強化に向けた協議

    9月16日(現地時間)、NICT徳田理事長は、カナダ(モントリオール)にあるCEIMIAを訪問しました。CEIMIAは、2020年7月にGPAI専門家支援センターとして先行して設立された機関であり、今後のGPAI東京専門家支援センターの活動の参考となる情報交換や両センター間の連携強化を目的として、センター長であるソフィ・ファラファ氏と協議を行いました。

    NICT徳田理事長からは、NICTにおける生成AIやAI同時通訳が可能な多言語コミュニケーション技術などの研究開発のほか、東京センターが担当するSAFEプロジェクトやセンター設立以降の取組概要などを紹介しました。CEIMIAファラファ氏からは、GPAIの中で担当する「責任あるAI」と「データ・ガバナンス」の2つのワーキング・グループのプロジェクトの紹介がなされました。

    また、ファラファ氏からは、CEIMIAにおいては、産業界・学術関係者の意見を反映しながら政府の社会実装を支援することをミッションに据えた活動を継続してきた結果、240人のAI専門家の母集団形成と34の実用ツール開発や、イノベーション・ワークショップを起点とした国際連携のプロジェクト推進のためのプロセスの定型化が可能となったとの説明がありました。

    最後に、GPAIとOECDとの統合パートナーシップを前提とした、「GPAI2.0」への円滑な移行と活力維持に向け、日本・カナダに加えフランスのGPAI専門家支援センターの間の連携強化の必要性が高まっている点で一致しました。そのため、当面は、GPAIサミット(2024年12月)から東京で開催予定のイノベーション・ワークショップ(2025年春)をターゲットとして定期的な協議を継続していくことで合意しました。

    (左) ソフィ・ファラファ センター長 (右) 徳田理事長

    (左) ソフィ・ファラファ センター長 (右) 徳田理事長