NEWSニュース
-
2024.10.02~03 NEW
UCRI/CiNetの視察
10月2日、3日、原山センター長は、情報通信研究機構(NICT)のユニバーサルコミュニケーション研究所(UCRI)および未来ICT研究所 脳情報通信融合研究センター(CiNet)を訪問し、内元UCRI所長、北澤CiNetセンター長ほかの方々から、NICTのAIに関する取り組みについて説明を受け、今後の取り組みについて意見交換を行いました。
2日、内元UCRI所長からは、社会実装が進む多言語翻訳技術について説明があり、異なる方向に異なる音声を届ける音声マルチスポット再生システムを実演、鳥澤フェローからは日本語を学習データに用いた生成AIについて、是津BDIセンター長からはマルチモーダルデータを扱うためのAI基盤について説明がありました。
3日、大岩フェローからは、1994年以来NICTが情報通信技術分野で取り組んできている様々な脳研究について説明があり、企業との協働により社会実装されている現状に関する報告がありました。その後、同研究センターが保有する日本有数のMRI、MEGの装置を見学、脳科学とAIの関連、特に生成AIの出現による脳科学の研究動向やELSIへの取り組みについて議論されました。
全体をとおして、NICTの研究開発成果をどのように社会実装するのかについて議論するとともに、目まぐるしく状況が変化するAIの分野に現れる様々な問題に関して時宜を得た議論を行うため、NICT内に新たに設置されたAI研究開発推進ユニットを中心にGPAI東京センターも協力して組織全体で取り組むことで一致しました。
CiNet、AI研究開発推進ユニット、
GPAI関係者の集合写真