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  • 2024.12.03~04 NEW

    GPAIセルビアサミット2024参加報告

    令和6年(2024年)12月3日及び4日、セルビアのベオグラードにおいて、GPAIセルビアサミットが開催され、GPAI東京専門家支援センターから原山優子センター長、柴崎哲也事務局長らが、総務省代表団とともに出席しました。今回、GPAIがOECD(AIGO)と統合後のGPAI2.0体制下での初のGPAIサミットの開催となり、セルビア政府首相やOECD事務総長が開会を宣言し、GPAI2.0加盟国(44か国)の政府閣僚級(我が国は総務省の今川総務審議官が出席)が一堂に会しました。サミットは、閣僚級会合のほか、複数の会議室に分かれてパネルセッションやプロジェクト成果の展示が同時並行で開催され、1,200人以上が参加しました。

    セルビアのベゴヴィッチ科学・技術・イノベーション大臣が議長となり開催された閣僚級会合では、GPAI加盟国44か国の他、EU、3センター等も参加し、閣僚宣言(GPAIベオグラード閣僚宣言)が採択されました。各国からスピーチが行われ、日本は今川総務審議官が「東京センターが効果的な専門家活動を行えるよう支援していくこと、また、広島AIプロセスの推進を通じて安全、安心で信頼できるAIの普及に努める」旨発言しました。また、原山センター長も「OECDとの統合パートナーシップを経てダイナミックに変わった新体制の下、ワーキンググループを超えた横断的な取組であるSAFEプロジェクトを推進している」旨の発言をし、当年7月に設立された東京センターの活動状況をアピールしました。

    3センターの活動関連では、「統合パートナーシップ “2025年に向けての前進”」(The Integrated Partnership: "Moving into 2025")と題したパネルディスカッションが開催され、現議長国のセルビアがファシリテーターを務め、3センター長、共同議長(前GPAI議長国インド、AIGO現議長国スロバキア)及びOECDがパネリストとなり、GPAIとOECDの統合による機会の拡大について議論するとともに、この統合の将来展望について意見を共有しました。また、各センターが事務局を務める主要なプロジェクトの成果報告が行われ、東京センターのSAFEプロジェクトの進捗状況について、分科会ABを代表して慶応大学の吉永特任准教授が、分科会Cを代表してVincent Corruble氏が発表しました。

    このほか、3センターが個々に展示ブースを出展し、大型ディスプレイで資料を表示し、これまでの活動をアピールしました。東京センターはSAFEプロジェクトの概要、東京イノベーション・ワークショップ(IW)の案内等を紹介しました。

    閣僚理事会の模様

    閣僚理事会の模様

    3センター長出席パネルの模様

    3センター長出席パネルの模様

    東京センターの展示(TV局の取材中の模様)

    東京センターの展示
    (TV局の取材中の模様)