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2025.02.27~28 NEW
広島AIプロセス・フレンズグループ会合での総括講演
2025年2月27日~28日、広島AIプロセス・フレンズグループ(※1)の初の対面会合が、東京都内(ホテルニューオータニ)において総務省主催下で開催されました。同会合には、G7を含む約40の国・地域の高級実務者(局長級)や国際機関等が参加し、初日の開会式では石破茂総理大臣がビデオメッセージを寄せるとともに、政府のAI戦略会議の座長である東京大学の松尾豊教授が基調講演を行いました。その後にNICT小金井本部等への視察見学が行われたほか、会合2日目には原山センター長が総括講演を行いました。
当該総括講演は、新たに立ち上げられた「広島AIプロセス・フレンズグループ パートナーズコミュニティ」に賛同する民間13企業等(日系5、外資系5、公的・非営利3)(※2)からのスピーチに引き続いてのものでした。その中で原山センター長は、若い世代がAI技術を活用しイノベーションを推進していくことへの期待とともに、AIの自律性のさらなる向上を念頭に、人間の自律性を確保する必要性に言及しました。また、数多くの国際枠組がある中で、フレンズグループの特色として、各関係者の法的拘束力の伴わない自主的な関与という側面を挙げ、マルチステークホルダー間の議論を通じた今後のグループの活性化に向け、フレンズグループ参加者全体に対し積極的貢献を呼びかけました。
なお、今回の会合の結果、国レベルにおいては、G7を越えた開発途上国を含む多くの国の参画により広島AIプロセスの精神を普及促進させ、国際連携を強化することの重要性が再確認されました。民間レベルでは、本年2月に運用を開始した「広島AIプロセス報告枠組み(Hiroshima AI Process Reporting Framework)」(※3)への企業や組織の参加拡大に向けた期待が述べられました。併せて、前出の新たなコミュニティの活動等を通じ、マルチステークホルダーによる協力体制がより一層強化されていくことが期待されています。
※1
広島AIプロセスの精神に賛同する国々の自発的な枠組み。G7を含む55の国・地域がメンバー。
※2
日系民間企業: NEC、富士通、NTT、KDDI、楽天
外資系民間企業:Amazon、Microsoft、OpenAI、Safer AI、Salesforce
公的・非営利機関:OECD、JICA、世銀
※3
同枠組みは、高度なAIシステムの開発における透明性及び説明責任の促進に向け、広島AIプロセス国際行動規範の履行状況を確認するための取組で、OECD加盟国やGPAI加盟国等に所在する企業等が対象。(https://transparency.oecd.ai/)
原山センター長の講演
会合の模様