2025年秋GPAI全体会議（GPAI Plenary）参加報告

2025年11月12日から14日にかけて、フランス・パリのOECDでGPAI全体会議および専門家コミュニティのワークショップが開催され、当センターから原山センター長が参加しました。全体会議には加盟国の政府代表やGPAI専門家支援センターなど関係機関が一堂に会し、事業計画2025に基づくプロジェクトの進捗報告と、事業計画2026案について議論が行われました。

全体会議では、東京・パリ・モントリオールの3センターから2025年のGPAI関連プロジェクトの進捗報告が行われました。東京センターは、学生コミュニティプロジェクトの実施状況を報告するとともに、今年5月に東京イノベーションワークショップを開催した旨報告しました。併せて、同ワークショップで議論した「多文化AIコンソーシアム」や「新興国のAIエコシステム強化構想」についての検討内容を共有しました。また、OECD事務局から事業計画2026案として、東京センター関連では、OECDと協力して実施するGPAIプロジェクトである「Agentic AI」及びGPAI関連プロジェクトとして「Multilingual & Multicultural AI」、「Student Communities」等のプロジェクト計画が提示されました。

13日にはAgentic AIプロジェクトの専門家コミュニティのワークショップが開催され、原山センター長と招へい専門員のMerve Hickok氏から、東京センターが行う予定の事例調査について説明しました。参加者からは、調査対象とする地域や分野の拡大等につき意見が表明され、活発な議論が行われました。また、14日には、3センターが実施するGPAI関連プロジェクトに関する専門家コミュニティのワークショップが開催され、3センター長から今年度の取組結果と来年度の計画について報告しました。