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  • 2026.09.24 NEW

    エージェンティックAIの活用事例に関する報告書の公表

    Agentic AIプロジェクトは、エージェンティックAIシステムの全体像(ランドスケープ)を整理することを目指すGPAIのプロジェクトです。OECD事務局、GPAI専門家コミュニティ東京センターおよび本プロジェクトのもとに設置されたOECD.AI専門家グループが、共同で進めています。


    本プロジェクトは、エージェンティックAIシステムの現状を整理するための定義・共通理解の整理と、それを踏まえた活用事例および今後の展望の整理という、二つの取組から構成されます。前者の定義・共通理解の整理については、OECD事務局が主体となって進められ、2026年2月に「The agentic AI landscape and its conceptual foundations」(OECD Artificial Intelligence Papers No. 56)として既に公表されています。当センターは、後者の活用事例とその影響に関する分析に関与しております。具体的には、AI政策に関する専門家であるMerve Hickok氏(米AIデジタル政策センター代表)を招へいし、公的機関・民間企業を含む25の組織へのインタビューを実施してきました。

    今般、その成果物となる報告書がとりまとめられ、以下のOECDのサイトで公表されました。組織においてエージェンティックAIがどのように開発・導入され、どのようにガバナンスされているかを、インタビューに基づいて分析したものです。


    報告書においては、以下の点が明らかにされております。

    ・エージェンティックAIは、実証実験の段階から急速に進展し、組織の実際の業務プロセスに組み込まれつつあること

    ・各組織では、既存のガバナンスの枠組みを適応させながら、AIの自律性を段階的に高める運用や、高リスクな行動に対する人による監督など、さまざまな安全対策が導入されていること

    ・AIの評価手法、サイバーセキュリティ、説明責任の確保などについては、依然として重要な課題が残されていること


    同報告書では、このような実務における最新の動向について新たな実証的知見を提供しており、エージェンティックAIをめぐる今後の研究や政策議論に資することが期待されております。

    なお、本プロジェクトについては、今回公表された報告書を踏まえつつ、継続していく予定です。


    報告書の掲載先へのリンク

    Agentic AI in organisations: Early insights from practitioner interviews

    OECDのブログ記事へのリンク

    Putting agentic AI systems to work