2005年 電子情報通信学会総合大会 |
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D-10-5 | ||||||||||||
非同期セルオートマトンにおける耐故障性強化
DEFECT TOLERANCE ON ASYNCHRONOUS CELLULAR AUTOMATON |
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1 まえがき 現在新たなデバイス技術としてナノテクノロジーが注目され,この技術によるコンピュータ製造に関する研究が盛んに行われている。ナノスケールでのデバイスの製造では、多種の素子を複雑に配線することが困難であり,同期信号による発熱および計算能力の限界などの観点から,デバイスを非同期動作させることが望まれている。 これらの問題は,セルと呼ばれる単一種の素子を大量に局所的・規則的に連結させた非同期動作計算モデルSTCA(Self-Timed Cellular Automaton)[1] を採用することにより解決できる. このモデルは単一種の素子のみで構成されているので,デバイスの一部が製造段階で故障している場合においても,他の正常な素子により計算が行われることが期待できる。本研究では、このような初期不良素子を許容し,計算を行う回路を構成しうるSTCAモデルを提案する。 |