電磁波ばく露評価向け数値人体モデル

電波の安全性評価、医療応用、自動車衝突解析等、多くの分野で利用できます

特許

5527689号、5500683号、5943267号

社会実装

研究者より

このソフトウェアについては、電波の安全性評価のみならず、ウェアラブル無線通信、医療診断または治療装置の評価(ペースメーカ、MRI、放射線治療計画等)、被ばく線量評価、自動車衝突解析等、幅広い分野における人体を対象としたシミュレーションに利用することが可能であり、既に国内外200以上の研究機関や企業に利用頂いています。お問い合わせを歓迎致します。

電磁波研究所電磁波標準センター電磁環境研究室
https://emc.nict.go.jp/

概要

身の回りにおける電波利用が進展する中で、電波が人体内部でどのように振る舞い、影響を及ぼすかを正確にシミュレーションするため、NICTでは、人体の解剖構造を詳細に模擬した「数値人体モデル」や関係ソフトウェアの研究開発を推進しています。

「数値人体モデル」は、日本人の平均的な体型を有した成人男性モデル、成人女性モデル及び妊娠女性モデルから構成されており、人体の51種類の組織・臓器の形状を、微小な要素の集合体(本モデルでは一辺が2mmの立方体ブロック600万個以上)として表現することで、日本人を想定した高精度なシミュレーションが可能となっています。ソフトウェアは、任意姿勢変形、断面表示、ブロックサイズ変更、メッシュ形式への変換の機能を有しています。

数値人体モデル断面表示
メッシュモデル生成、姿勢変形

成果活用の可能性

数値人体モデルや関連ソフトウェアについては、電波の安全性評価のみならず、ウェアラブル無線通信、医療診断または治療装置の評価(ペースメーカ、MRI、放射線治療計画等)、被ばく線量評価、自動車衝突解析等、幅広い分野における人体を対象としたシミュレーションに利用することが可能であり、既に国内外200以上の研究機関や企業に利用頂いています。

ご関心をお持ちの方は、以下の関連HPをご覧ください。また、既存モデルの活用、オーダーメードモデルの作成、人体以外への応用等についての共同研究や技術相談も可能です。

関連情報

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