
IoTの高度化・多様化に資するワイヤレスグリッド

特徴・優位性
- 1,000台の無線機が協調して動作。網状構造で広いエリアをカバー
- 10年以上長持ちの省電力
- IEEE 802/Wi-SUNなど国際標準/認証規格に対応
- 無線機のほか、プロトコルソフトウエア等の提供が可能
- NICT総合テストベッドと連携可能
用途・応用分野
- スマート漁業、スマート農業、スマート工場、スマートメータ
- スマートシティ向けネットワーク基盤
- 環境モニタリング
- インフラ監視システム

概要
無線機が小さく・安く作られることで、これまで「ヒト」が使ってきたパソコン・スマホなどだけでなく、それ以外に「ヒト」の生活をとりまく、様々で膨大な数の「モノ」も通信しはじめる IoT (モノのインターネット)が広まっています。一方で、IoTでは、「ヒト」の場合には考えられない多様な動作が求められることがあり、適切な制御の実現が不可欠とされています。
私たちは、IoTに有効な無線技術として、複数の無線機が網状につながり協力動作する「ワイヤレスグリッド」の構想のもと、必要となる無線技術について研究開発、実証評価を行っています。結果、1000台以上もの多数の無線機で網構造をうまく構築・運用する技術や、無線機が電池で10年以上長持ちできるような省電力動作を実現する技術について、社会展開に資する実証に成功しています。(2025年6月19日更新)






IoTの高度化・多様化に資するワイヤレスグリッド
関連情報
- プレスリリース:2015.12.17.もずく養殖へのWi-SUN無線センサネットワークの適用実証に成功
- 特許:5105370号 5252644号 5546005号 6052567号 7441494号 7477847号
- 文献:F. Kojima, “An Effective Network Topology Coexistence Scheme for the Low-Energy Wireless Grid Structures in the Green Communication Systems,” WPMC2023. (Best Paper Award受賞)
- プレスリリース:2015.12.17.もずく養殖へのWi-SUN無線センサネットワークの適用実証に成功(https://www.nict.go.jp/press/2015/12/17-1.html)
- 特許:5105370号 5252644号 5546005号 6052567号 7441494号 7477847号
- 文献:F. Kojima, “An Effective Network Topology Coexistence Scheme for the Low-Energy Wireless Grid Structures in the Green Communication Systems,” WPMC2023. (Best Paper Award受賞)
担当部門
- オープンイノベーション推進本部 ソーシャルイノベーションユニット(https://testbed.nict.go.jp/)
- ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室(https://www2.nict.go.jp/wslab/)