通信網が途絶しても運用可能なダイハードネットワーク®

  • #防災・減災
  • #通信障害
  • #インフラ
  • #過疎地域

特徴・優位性

  • 多様な通信技術や複数拠点の情報の同期・共有により、しぶとくアプリケーションサービスを継続
  • 通信が完全に途絶しても、通信装置の持ち運びで情報共有可
  • 複数ローカルサーバ間の情報同期での安全性確保

用途・応用分野

  • 災害等による公衆通信網の障害・途絶の際も、通信を継続できる防災情報通信システム
  • 公衆ネットワークが無い環境(海上、山間部など)における課題解決
実証実験中

概要

通信距離や通信速度など特性の異なる様々な通信技術を組み合わせ、複数の拠点にある情報を同期・共有することにより、しぶとくアプリケーションサービスの継続利用を可能にします。たとえ通信が途切れた場合でも、認証を含む接近時高速通信とデータ同期により、通信装置自体を持ち運ぶことで遠隔地との自動的な情報共有もでき、装置単体でもアプリケーションサービスを利用できます。

使用可能な通信技術の表。簡易無線、携帯、無線LANなどを組み合わせ、長距離・中距離・短距離と、さまざまな場面に対応できる 通信が途切れても、データ同期で必要な情報を受け渡す模式図。たとえば車両のすれ違い通信により、地域の災害対策本部の機能を継続させる

インターネットにつながらない環境下でも普段利用しているアプリケーションサービスをそれぞれの拠点で使うことを想定し、複数のローカルサーバ間で安全に情報同期させるため、Wi-Fi接続を高速かつ安全に行う分散型認証システムに加え、Wi-Fiとは別の通信手段を用いて鍵情報を伝送する仕組みも組み込んだ、独自の技術が入っています。 (2025年6月19日更新)

人が背負い、情報を運ぶシステムの実物写真。プラケースの中に機器を格納して背負う仕組み。上部にアンテナが立つ
「ダイハードネットワーク」を具現化した事例の装置
※Scenargie ®ソフトウェアを用いて実装され、高速な通信安全性の確保機能(特許7427176号)を搭載

関連情報

担当部門

ネットワーク研究所 レジリエントICT研究センター サステナブルICTシステム研究室

ページトップへ戻る