グリーンリカバリーの評価指標:キレイな空気指数

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特徴・優位性

  • 「キレイな空気指数(CII)」により、大気汚染の状態を分かりやすく数値化
  • CC BY 4.0ライセンスに基づき、誰でも活用可能なオープンなデータ

用途・応用分野

  • 大気汚染改善の指標として政策策定に活用
  • 地方都市の観光誘致やリモートワーク推進
  • 教育・啓発活動用ツール
  • 企業のCSR活動の活動評価指標
社会実装

概要

新型コロナウィルス感染症が世界に拡大したことにより、経済活動や人間活動が縮小し、たとえばロサンゼルスやインド、中国など、大気汚染が深刻であったエリアでの環境改善が見られました。今後の経済活動の復活には、気候危機(Climate crisis)への取組みと経済発展の両立「グリーンリカバリー」の実現が求められます。

NICTテラヘルツ研究センターでは、地球の大気汚染を世界共通の基準として公平に評価する指数「キレイな空気指数 “Clean aIr Index (CII, チイ)“」を提案しています。CIIにより、私たちが日々の健康管理のために体温を測るように、地球大気の健康状態を数値として測ることが可能となります。

式:CII(チイ)イコール、1マイナスN分の1かけるシグマiイコール1からNまで、(iの関数S分のiの関数x)の総和
x: 大気汚染物質濃度、s: 環境基準、N: 物質の数

CIIの定義式は、すでに下の論文で公知であり、CC BY 4.0ライセンスの下、どなたにもご活用頂けます。CIIの活用例として、右図に新型コロナウィルス感染拡大により中国の大気汚染が一時的に改善されたことを示した記事をご紹介します。 (2025年6月19日更新)

2020年1月1日
ユーラシア大陸と日本の大気汚染の状態を色分けで示す地図の1つめ。2020年1月1日の大気汚染度地図。大陸は汚染度が高いが、日本列島は汚染度が低い
2020年3月1日
ユーラシア大陸と日本の大気汚染の状態を色分けで示す地図の2つめ。2020年、3月1日の大気汚染度地図。大気汚染が高いことを示す色が、ユーラシア大陸で大きく減少した
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CIIの活用例紹介記事

関連情報

担当部門

Beyond5G研究開発推進ユニット テラヘルツ研究センターテラヘルツ連携研究室

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