CyReal(サイリアル): サイバーとリアル要素を接続可能なテストベッド

CyReal(サイリアル):
サイバーとリアル要素を接続可能なテストベッド

アプリやデバイス、人の挙動も再現・連携し、より現実に近い検証環境を実現

公式サイト

外部提供・利用可能なサービス・施設等

研究者より

CyReal実証環境では、シミュレーションとエミュレーション環境、実デバイスやアプリケーションとの連携を可能としています。新たなシミュレータ要素追加などの、共同開発についてもご相談下さい。

ソーシャルイノベーションユニット
総合テストベッド研究開発推進センター

概要

NICTでは、アプリケーションソフトウェアやハードウェア実装を大規模に動作させることにより、現実的な環境での挙動を検証可能な「大規模計算機環境(StarBED)」の構築をすすめています。これまでに、IoT技術を検証するため、物理環境や人の挙動を模倣するシミュレータと実際に動作しているICT(情報通信技術)実装との連携を可能とする基盤の研究開発を実施しました。また、実環境では検証のコストが大きい電波環境を仮想環境上で検証するため、電波伝搬パラメータをシミュレーションにより取得し、その結果を有線環境に適用する無線伝搬エミュレータの研究開発を実施しています。これらを発展させ、シミュレータと実際のアプリケーションやデバイス、そして実際の人の操作状況などを有機的に連携させて検証を実施する環境をCyReal実証環境として2023年4月より運用を開始しました。CyReal実証環境では下左図のようにシミュレータやエミュレータ、実システムを相互に接続可能な基盤を提供し、ICT以外の事象を検証環境に取り込み、現在の技術環境に必須な物理現象とICTの相互関係の検証を可能とします。なお、StarBEDの利用においてはCyReal実証環境として物理環境のシミュレータ等との連結は必須ではありません。様々な用途にご活用いただけます。

図1

提供内容・活用

以下のような検証や研究に活用が可能です。
・新たなシミュレーション要素とエミュレータや実デバイスとの連携
・電波を送出することなく、無線環境を前提としたサービスの動作検証
・大規模な環境でのサーバアプリケーションやアプライアンス機器の負荷試験
・実際に近いネットワークトポロジでのルーティングプロトコルの挙動検証
・既存のサービス実装の挙動観測
・多数のPCを利用した分散コンピューティング
・ソフトウェア・ハードウェア実装そのものを使った人材教育

関連情報

[Webサイト]総合テストベッド
       大規模計算機環境環境(StarBED)

[問い合せ先]総合テストベッド研究開発推進センター   tb-info[アット]ml.nict.go.jp
         <テストベッド事務局>

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