屋内自動走行に向けた遠隔モニタリングAIカメラセンサ

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特徴・優位性

  • AIにより、カメラの画像からリアルタイムで物体検出・判別・位置推定し、危険を事前に検知
  • 屋内の自動走行車両と無線ネットワークを通して情報を共有

用途・応用分野

  • 介護福祉施設、医療、商業施設などでの、自動走行車いす等の安全な移動の補助
  • 物品の無人運搬
  • 無人の施設での警備
試作済

概要

高齢者にとって重症化リスクが高いといわれる新型コロナウイルスやインフルエンザ等のウイルス感染防止のためには、ソーシャルディスタンスを保つことが大切です。介護や医療施設などにおいて、高齢者の移動を助ける「自動走行の車いす」等、「スマートパーソナルモビリティ(Smart Personal Mobility)」の普及が期待されています。一方、屋内では多くの死角があり、衝突事故の危険があります。

「屋内スマート電子カーブミラー」は、自動走行する車両の位置や障害物など、通路上の危険を事前に検知し、車両や歩行者に知らせる遠隔モニタリング人工知能(AI)カメラセンサです。「屋内スマート電子カーブミラー」の活用により、自動走行の車いすや歩行者に通路の状況を遠隔で確認し危険を知らせることにより、事故防止につながります。安全・安心なスマートパーソナルモビリティへの期待が高い、介護福祉施設や病院、ショーピングモール等への適用が可能です。

開発した「屋内スマート電子カーブミラー」は、カメラの画像からリアルタイムで物体検出、検出物体判別、検出物体の位置推定等の機能をAIにより実装された遠隔モニタリングシステムです。

屋内の自動走行車両と無線ネットワークを通して連携し、AIで検知した物体の情報を伝えることにより、遠隔モニタリングが実現できます。(2025年6月19日更新)

スマートカーブミラーの活用例。屋内の障害物や視覚を遠隔モニタリングし、自動走行の車いすや歩行者に危険を知らせる
「屋内スマート電子カーブミラー」を用いた遠隔モニタリングによる安全・安心な自動走行を実現
システムの構成。屋内の要所要所にカメラを設置し画像を送信。リアルタイムで物体の判別や位置推定を行う
屋内スマート電子カーブミラーと遠隔モニタリング

関連情報

  • プレスリリース:2018.05.16. 5Gの超低遅延を活用した知的交通インフラの構築に向けて
  • 特許:7576836号
  • 文献:
    • スマートモビリティシステムを支える交通インフラ:スマート電子カーブミラー 、電子情報通信学会、 Vol.119, Num. 166、 pp. 29 - 34.
    • C. -W. Pyo, H. Sawada and T. Matsumura, "Experimental Study of Dynamic Data Traffic Control for the Cooperating System of Smart Personal Mobility and Indoor Intelligent Infrastructure," (WPMC), 2021,

担当部門

ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室

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