MRゴーグルと連携できる、リアルタイム拡張仮想システム

3D仮想物体を動かすプレゼンテーションやデザインレビューなど、幅広い用途に

紹介動画

XR(クロスリアリティ)システムのご紹介 ロングバージョン
https://www.youtube.com/watch?v=valmtJimUaQ

特願

2022-208575

実証実験済

研究者より

リアルタイムで動作し、映像酔いも発生しにくい、有用性の高いXRシステムを開発しました。Studio-RXシリーズ(※)としての公開に向けて、活用テストに協力して下さるパートナーや、サポートサービス・保守をして下さる企業を探しています。

Studio-RXのロゴ
未来 ICT 研究所 井原章之
karc@mlnict go jp

※ A studio for real-time XR experience toward research transformationを意味するソフトウェアシリーズの名称です。

概要

近年注目が集まるXR(クロスリアリティ)とは、リアルとバーチャルを融合した空間を創り出し,現実にはないものを知覚できるようにする技術の総称です。XRには、現実世界と仮想世界を融合し相互にリアルタイムで影響し合う空間を構築するMR(Mixed reality:複合現実)や、仮想世界の中に実在する映像などのリアルな情報を加える「拡張仮想」などの技術が含まれます。

今回NICTが開発したのは、ゴーグルの装着者がMRを使用する場面において、ゴーグルをつけていない人もパソコンでリアルタイムにMR空間を認識・制御できる拡張仮想の技術です。固定カメラで撮影した現実の映像の上に、CADなどで作成した3Dの仮想物体を重ねた画像を、パソコン側でリアルタイムに描画する仕組みです(図1)。

もちろんゴーグル・パソコンどちらの側からも、3D画像をつかむ、回す、拡大縮小するなど、リアルタイムで自由自在な操作が可能です。既存のオンライン会議アプリと容易に連携でき、映像酔いも発生しにくいため、プレゼンテーション、見学会、MR活用のアプリケーション、展示会など、様々な場面で気軽に活用できます(図2)。

図1: 中央の3Dカメラで撮影した現実の映像に3D仮想物体を重ね、リアルタイムに描画。MRゴーグル(左)からもパソコン(右)からも、仮想物体の操作が可能 図2:プレゼンテーションや見学会、展示会などで利用すると効果的。写真はリモート会議での活用例

提供内容・活用

ゴーグル用インストーラーとPC用アプリの両方をお渡しできます。

システムの一部機能をカスタマイズするためのソフトウェアが付属しています。

ネットワーク構成をローカル・イントラ・クラウドから選択できます。

リュックに入る程度の機材で済むため、出張先でのデモ実演や展示会での利用も容易です。

TeamsやZoom等オンライン会議アプリとの連携も容易です。

関連情報

紹介動画:XRシステムのご紹介 ショートバージョン(体験デモの様子)

お気軽にお問い合わせください karc@ml nict go jp

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