
「アシストセル」で自営網にシームレスに接続

特徴・優位性
- 公衆網から自営網へ、ストレスの無いシームレスな接続を実現
- 導入・運用コストを削減
- 開発に際し、NICTが提供するローカル5Gテストベッドやシールドルーム等の設備を活用可能
用途・応用分野
- 公衆網と自営網を備えたスマート工場におけるシームレスな通信コネクションの提供
- 通常時は公衆網、自営スポットセル接続時の大容量データ転送で通信費を削減
- 都市全体の無線接続インフラを強化し、交通機関からオフィスまで多彩なサービスに活用可能

概要
プライベートLTEやプライベート5Gの名で知られる、公衆網向けのセルラ技術を自営網に適用する試みは、日本ではローカル5Gとして制度化され、利活用が進んできています。しかし、セルラ技術の特性上、初めて接続する自営スポットセルに対しては、接続に時間がかかってしまいます。この接続遅延により、移動しながら近づくユーザが、セルラ技術を適用した自営スポットセルを効率よく利用できないケースが発生します。
事前仮想接続技術は、この問題を解決するもので、移動するユーザーの携帯するアシストセルが、公衆網等を介し先回りして自営網にアクセスし、ハンドオーバーの準備を整えます。これにより、ユーザーが自営スポットセルの圏内に入るとともに、遅延なく接続。ストレスのないハンドオーバーで、自営網を効率よく利用できます。(2025年6月19日更新)







「アシストセル」で自営網にシームレスに接続
関連情報
- プレスリリース:2020.04.16. 公衆網から自営網へスムーズに無線ネットワークを切替える技術の実証実験に成功
- 紹介記事:
- ローカル5Gの高度化を図る技術とは? カギを握る“キャリア網”との連携
- 5G/LTE技術を活用した安価なスポットサービス提供(JST新技術説明会)
- 特許:7235290号
- 文献:K.Ibuka, et al, “A Virtual Pre-Connection Scheme Enabling Fast Connection to Local Spot Cell in Private Cellular Network,” IEICE, Vol.E104-B, No.9, pp.1129-1137, 2021
- プレスリリース:2020.04.16. 公衆網から自営網へスムーズに無線ネットワークを切替える技術の実証実験に成功(https://www.nict.go.jp/press/2020/04/16-1.html)
- 紹介記事:
- ローカル5Gの高度化を図る技術とは? カギを握る“キャリア網”との連携(https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2006/25/news028.html)
- JST新技術説明会サイト(https://shingi.jst.go.jp/pdf/2019/2019_nict_4.pdf)
- 特許:7235290号
- 文献:K.Ibuka, et al, “A Virtual Pre-Connection Scheme Enabling Fast Connection to Local Spot Cell in Private Cellular Network,” IEICE, Vol.E104-B, No.9, pp.1129-1137, 2021
担当部門
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室
ネットワーク研究所 ワイヤレスネットワーク研究センター ワイヤレスシステム研究室(https://www2.nict.go.jp/wslab/)