合成開口レーダは、航空機の進行方向に対して斜め下方に電波を照射し、地表面を航空写真のような画像として観測可能です。光学写真と違って、雲や火災の煙に邪魔されないことや高い高度で観測しても分解能(観測の細かさ)を高くすることができます。Pi-SAR2は通常6,000mから12,000mの高さで観測しても30cmの分解能があり、一度に幅5km以上の領域を観測できるのが特徴。災害時には地表の状況に影響されずに観測が可能です。